2005.02.11

中高齢者の意欲向上策

景気が良くなると「本質」を実現しやすくなるので良いですね♪
友人にメールで教えてもらった、小さなガッツポーズと元気が出た記事でした

[ 日経 ]
東レ、55歳以降の再昇給制度を導入 東レは55歳を迎えた時点でいったん賃金が下落した後も、定年となる60歳まで再昇給する新たな賃金制度の導入で労働組合と合意した。現在は55歳以降、基本給を54歳時の90%まで引き下げ、以後横ばいにしている。今春からは55歳時にいったん90%まで下がるものの、以後毎年2%ずつ引き上げ、60歳まで昇給する制度に改める。

 労働人口の減少が見込まれるなか、中高齢者のモラールアップにつなげる。東レは55歳以上の中高齢者の雇用の受け皿会社を主要生産拠点に設け、対象者の6―7割が転籍。基本給は70―80%の水準に設定している。今回は同社への転籍者は対象外だが、60歳未満の元組合員については今後、同様の待遇改善を検討する。 (13:30)

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2005.01.05

日本型経営はどうなる-ロナルド・ドーアの予想

今日、1月5日付けの朝日新聞。
連載中の「未来を語る」4回目より。
ロンドン大学名誉教授。重要なところだけ焦ってメモメモ

☆  ★  ★

●(見出し)終身雇用制なお続く 倫理観の変化懸念

・「最も大きな変化は少子高齢化だ。これまでは労働人口の増加が賃金総額を増やし、総需要を伸ばして、その結果、企業が投資水準を維持するという好循環があった」
(という構造変化を受けて、景気が楽観ムードになりそれは良いことだが、日本企業はかつてのような輝きは取り戻せないだろう。との見解)

・「過去の景気回復期と比べ賃金がそれほど上がっていないことも指摘したい。企業が膨らんだ利益を賃上げに回さないのだ。パートなど非正規労働を増やしていることも賃金総額を抑えている。労働人口が増えなくなれば、需要の原動力として賃上げがより重要になってくるのだが……」
(という部分も構造変化要因である)

・(経営システムは「株主重視」の米英型が主流となり、「従業員重視」の日本・ドイツ型は劣勢です。)
「確かに日本企業も株価維持に非常に気を使う経営になってきている。04年夏、経済産業研究所にいた時に約500人の日本の部課長を対象に10年前と現在の会社を比較してもらう調査を実施した。10年前の方が従業員の給料を優先する傾向がより強く、今は人件費抑制、株主優先の経営に傾いている」

・(米英型経営の問題点も浮き彫りになったのに、流れは変わりません。)
「外資系株主に気を使っているのだ。ただ、企業統治改革の多くはポーズだけ。日本企業の戦略決定手順は依然として内部での根回しによって決まり、社外重役などはあまり関与していない。破綻企業を除き、社長をヘッドハンティングするような例もほとんどない」

・(日本型の特色だった終身雇用制の将来は? )
「今後も残るだろう。学力に秀でた人たちが大企業に入るという採用市場が変わらないからだ。企業側は採用した優秀な人材を逃すまいと、終身雇用制をとる可能性が強い」

・ 「中小企業にも、むやみに解雇しない、という倫理観があった。70年代末、ある中小企業の社長は『クビにするのは戦場で部下を死なせるようなもの』と言っていた。ただ、転職者が増えるのに従って経営者のそんな倫理観は薄れるだろう」

・「極端な貧富の差がないことが日本の特徴の一つだった。だが最近では、一部のエリートだけが高所得を得る、という米国型の賃金構造に近づいてきた。米国の『貪欲(どんよく)こそ正義』という倫理観も浸透してきた。欲張りは人間らしくない、と考える人が減っているのは残念だ」

・「しかし、成長著しい中国が20~30年後に日本に似た経営システムになることだってありうる。それは日本とドイツが今の経営システムを維持することを激励する材料になるだろう」

★  ☆  ★

ほとんど引用ではなく転載になってるな~。やばっ。(笑)

★  ☆

ボクの親しい友人が「終身雇用は良いに決まっている。問題はそれが維持できない環境になったことをどう捉えるかなのだ」と指摘していた。

景気回復で楽観ムードになり、社長の年始挨拶も「成長」「人材」「海外」てなキーワードらしい。(今日の日経新聞)
つまり、良いに決まっている終身雇用をあらためて継続する気分なれる状況になってきたってこと。

良かったね。正しい道にスポットライトが戻ってきた。
でもね、経験したようにこの終身雇用という道は一歩間違うと「馴れ合い」と化します。
正しく運用したいですよね。しんどいけど。

それとドーアの指摘する「欲張りは人間らしくない、と考える人が減っているのは残念だ」が本当はどうなっているかですね。

高齢化、少子化 とか 成熟経済 とか フリータ とか ニート問題やひきこもり とか。
これらの現象はいったい「欲張り」とまでは言わないけれど、成功し金持ちになった人を「がんばったんだから」と容認するのか、「周りの人の助けとか運があったよね」とするのか。

決して「欲張りは人間らしくないと考える人が減っているわけではない」と思うのだけれど。

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2004.07.03

なかなかこういうデータには恵まれないので。

マーケッター必見かな(笑)
保存しておきましょうねぇ~~。三菱の販売データでましたですね

   もとデータは、2004年7月2日づけ日経新聞からデータを引用してます

☆  ☆  ★

■6月のデータ
         
         三菱       三菱
         自動車     ふそう
       (主に乗用車)  (トラックバス)

新車登録   
前年同月比  ▲64%     ▲26.5%
--------------------------------------------                   
市場全体   ▲5.7%     ▲29.5%
前年同月比  (除く軽)    (積載量4トン以上トラック)


★  ☆  ☆

もともと根本的に問題だったのは「三菱ふそう」だったのではなかったんでしたっけ。
でも昨年対比は、26.5%減にとどまっている。
しかも市場全体の落ち込みよりはマシ!!
イメージではなく リアルな関係とか三菱グループとしてのリアルな支え合いが、現実の販売を支えますね。

で、三菱自動車のほう。
イメージで売る・売れる構造にある三菱自動車本体への影響はもの凄いですねぇ

64%減というのは、もの凄いマイナスデータで、普通ならもう企業の体を成さないでしょうね。
でも、ダイエーやら金融機関と同じで「つぶすには大きすぎる」。
近い将来、ボクらの税金などが投入されて 再建が模索されるわけでしょうかしらん。

☆  ★

妙に議論を拡張させる必要もありませんが、市場はこれほどまでにイメージで左右されてます。
だからこそ情報戦略が大事ですし、企業の倫理的行動(コンプライアンスとか)がホント、大事。

一方で、三菱ふそうのようにリアルな(販売)構造の中で「支え合い」「関係」がしっかりと基盤にあると、想像を超える手ひどい状態にはなりません。
市場の感情が販売データに即座に反映されない。
この意味で、企業は(三菱ふそうは)、市場から執行猶予の時間をもらうわけですが、逆に危機である現実がちゃんと伝わらず甘えを企業内部に残してしまうって可能性もありまするね。

そうそうあえて追加しますと 1-6月の累計の販売台数データ。

トヨタ    ▲1.4%
日産    ▲5%
ホンダ   ▲5.6%
マツダ    ▲2.9%
三菱自   ▲34.2
三菱ふそう +13.5%
いすゞ    +10.8%
日産ディ  +8%
----------------------
市場全体  ▲2.8%

三菱ふそうめちゃくちゃプラスです(笑)
トラック業界は買い替え特需があったんだそうですが、、、いやぁまぁ「経営のだらしなさ」が「販売データ」に敏感に反映されるわけではないこと(逆に過剰に反応する場合もあるのは上記の三菱自動車で見ましたが)から、ボクらは脊髄反射的ではないリスクヘッジや逆に市場の怖さを知っておかねばなぁと思いますですねぇ。

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2004.06.20

げっ!本音は西部ライオンズと福岡ダイエーホークスの合併?

週間ダイヤモンド6月26日号(明日から店頭に並ぶ号)の巻頭コラム「ヲブセルウェーション」より

★  ☆  ☆

(前略)合併連鎖の予感がする。

焦点は、福岡ダイエーホークスだ。
親会社のダイエー再建に球団経営は必要ないという、メインバンクの意向は強い。
では相手は誰か。(略)

理想的なのは西武ライオンズとダイエーだとの声が、球界深部から聞こえてくる。
読売ジャイアンツに対抗できる強力な戦略となり、ライオンズ発祥の地、福岡のファンも熱烈歓迎するだろう。

西武とて赤字に苦しむ。
堤義明オーナーは大胆な決断ができる。

ファンの論理をも満たす、更なる大再編の可能性は、低くない。

☆  ☆  ★  ★

いやぁ、近鉄とオリックスだけではすみそうにない空気だったが、なんと「ダイエーと西武の合併の噂」というのがもの凄い。
しばらく 呆然とした記事でございましたです。


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2004.06.17

「出世しないと幸せになれないぞ」から「人並み程度で良い」へ

週間ダイヤモンド6月12日号の特集「明るい成果主義」に寄せられたエッセイ?、
慶応大学院教授・高橋俊介「上昇志向をあおるだけでは限界」より

旧来のサラリーマンは「出世しないと幸せになれない」と刷り込まれていたため、将来のポストや、それに付随する金銭的魅力のために働いた。

また、同期に取り残されたり、降格されたりしても、歯を食いしばって頑張った。

会社側が「出世しないと幸せになれないぞ」と言うことを社員に再確認させるために人事制度があった、といっても良い。


しかし現在、多くのサラリーマンは、「人並みでいい」と考えている。
上昇志向の低い人たちが6割以上を占める多数派となっている。(略)
彼らは、なにか(ポストやカネ)のために働くのではなく、むしろ充実感や誇りを感じながら、主体的に仕事に取り組みたいと考えている。(略)

だから企業側はこれまでのように、ポスト、カネなどのアメを与えながら、威圧的、支配的に命令する管理スタイルは通用しない。


★  ☆  ★

さて高橋俊介のこのもっともらしい分析に2つほどケチをつけておきたい(笑)

まず1つめ。
本当に「人並みでいい」と考えているのか?
昨日の記事でも書いたが、給料以上働きたいと思うような「仕事」を経営が作れてないだけじゃないのか。
くだらない仕事に埋没するくらいなら「人並みでいいわ」とばかりに多くのサラリーマンから会社がなめられてるだけではないのだろうか?

もう1つ。
増えてきた多くの人並みでよいと考えるサラリーマンは「主体的に仕事に取り組みたい」と考えている層なのだろうか?
主体性とは、会社という社会と積極的な関わりをもつからこそ「やりたい」「やりたくない」という主体性が生まれるはず。
そんな会社という社会と濃密な関係を取り損ねている人たちを「主体的に仕事にとりくみたいと考えている」と分析するって、高橋俊介もいいかげんな原稿を書くようになったもんだなぁ。

★  ★

みんな、多くのサラリーマンは「主体的に」「濃密に」仕事をしたいと思っているんです。
その仕事が用意できないへっぽこ経営者が多くなっただけの話でしょう?

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2004.06.16

組織の魅力と働くワタシのモチベーション・意欲

近鉄とオリックスの合併とその周縁について、昨日6月15日の日経新聞朝刊に宮内義彦オーナーのコメントが掲載されていた。


日本人は野球が大好きだ。やり方によってはもっと日本のエンターテインメントの中核になるはずだ。にもかかわらずだが、最近は野球に対するマグマがだんだん冷めている。イチローのような人材の米国流出もある。もう一度、火を燃え立たせるような方式があるはずだ。


 プロ野球界は転機にさしかかっている。野球人には「このままではもっと冷えていくぞ」という同じ思いがある。これは当事者だけの問題ではない。イチローが米メジャーリーグに活躍の場を求めたが、行ったこと自体ではなく、彼が「もう日本で目的がなくなった」と感じたことが問題だ。

 日本球界に魅力がなくなっている。日本での野球をもっと魅力あるものにする方策が必要だ。(後略)


引用でとりわけ『イチローが「もう日本で目的がなくなった」と感じたことが問題だ』との指摘は実に鋭い。

人は「なぜこの組織で働いているんだろうか」 との問を持ったとたん、すでにその所属組織での働く意味が消えかけてしまっているケースが少なくない。
その組織で「働く目的」を働き手が自問することのないほど、魅力ある仕事を与え続けること、開発し続けること、それがマネジメントのもっとも重要な仕事なのだ。
トップマネジメントにせよ、ミドルマネジメントにせよ、「魅力ある仕事を開発し続けること」「今ある仕事を輝かせること」をできないならやめちまえ、
と思う。

☆  ☆

もう1点。
宮内オーナーのコメントは次のような言葉が続いている。

オリックスはこれまで企業として、一つの球団としてやれることはほとんどやってきた。ただ、全体が変わらなければ、野球人気の火は燃え立たない。一社だけでは燃え立たない。

会社の魅力は、その上位のくくりであるところの産業の魅力に支えられている。
そのこと、本当に経営をしてきたトップたちはみんな知っていたんだろうという印象がある。

いま、自社だけではなく、産業全体の魅力を高めなければと考えている企業の社長はどれだけいるんだろうか。
ボクはこの件少々、悲観論者でございます。

☆  ☆  ★

5月下旬からお休みしてましたが、一応復活の目処が立ちましたので、復活します。
お休みの間にコメントを書いてくれた方、コメント無しでも見てくれていた方、ありがとうございます。
あらためて、これからも宜しくお願いします。

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2004.05.20

低落する週刊誌とボクらの社会への関心の薄まり

かつて「週刊ポスト」はサラリーマンの視点から政治家や官僚の腐敗に対し
「これでいいのか日本は!」と怒ってみせることで、
ピーク時には部数100万部を超えた。

しかし最近は、
そんな紙面作りに読者が反応しないと「ポスト」の編集長は困惑する。

「『これでいいのか!』と言っても
読者はのってこなくて、フーンで終わってしまう」。

「週刊文春」の販売差し止めに、
読者がメディアとともに怒る構図にならなかった背景には、
こうした読者の変質があるのでは、
と篠田(雑誌『創』の編集長)は示唆する。

★  ☆  ☆

5月16日朝日新聞、日曜日版のお気に入りのコラム『亀和田武さんのマガジンウォッチ』より。

ちょっと古新聞でごめんなさい。書くタイミングを逸してた。

今回のコラムは雑誌『創』6月号の特集”逆風!週刊誌の徹底研究”を亀和田氏が取り上げたもの。

そうなんですよねぇ「ふ~ん」なんですわ。
一昨日?の「首相の北朝鮮訪問と日本テレビ」の問題にしても
ボク自身「ふ~ん」って感じだったし。

なんでしょうねぇ、この感じ。
社会全体への興味関心がうす~くなってるこの感じ。

情報そのものが「ナマではない(お上や広告主の企業に牛耳られている)」と無意識に感じてるのが1つ。(カネボウが粉飾だったことっていまだほとんど取り上げられないのは、カネボウの広告量がテレビや新聞で大きいからですよね、きっと)
もう1つは、北朝鮮訪問と日本テレビの件にしても、「どちらもどちらものエゴぢゃん」(政府も日本テレビも ですね)と感じてしまうから。

この2つが大きいだろうなぁと思っています。

☆  ★  ★

亀和田氏はコラムの最後をこう締めくくってます。

政治にヌード、芸能から実用記事まで。「俗」の宝庫=週刊誌が失速したら、世の中は味気なくなる。がんばれ週刊誌。

エロ記事や芸能記事を目当てに週刊誌を買って、その勢いで社会問題の記事まで読む。そうやってボクらの社会全体への興味関心を高めてくれるはずの週刊誌ですから、がんばってもらわないとね、と思います。

【ちょっとしたお知らせ】
ちょっとプライベートで記事アップが6月半ばまで滞ります。
インタネという世界で20日間近く間があいちゃうと世界は一変してしまうんだろうなぁ。それが恐怖よ(苦笑)

6月半ばからはまた記事をアップしますね。 
   <探さないで! <アホ自分

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2004.05.19

少子化が進んでいる国の共通している点は?!-びっくらこいだ

現在世界で最も合計特殊出生率の低い国を順にあげると、
イタリア(1.15)
ドイツ(1.24)
日本(1.32)
となる。

これは、どこかで聞いた組み合わせではないか。
そう、第二次世界大戦の枢軸国三国である。

かつてファシズムの国家体制によって、
遅れていた近代化を一気に推し進めようとし
結果的に連合国に敗北した三カ国が、
戦後五十年経って少子化に見舞われているのである。

少子化は、
政治における何らかの問題の予期せぬ結果だと考えるのが妥当である。

★  ★  ☆  ☆

小倉千加子著『結婚の条件』より。

☆  ★

いやまぁ、小倉千加子の本だからおもしろいに決まっていると思ったけれど、「枢軸国3国で出生率が低い」という統計データを持ち出してくる(発見する)なんてぇ、予想以上だなぁ。
おもしろい。

ちなみに、イギリス、フランス、北欧、アメリカは少子化に歯止めがかかっているんだそうだ。
(アメリカは移民が子どもを増やしているだけという統計もあった気がするけど、ま、止まっているには違いないか。)


その他、仕事をしたいから子どもを産まない等の表層的な捉えを徹底的に否定してくれるとともに、他方で男女ともに一般ピーポーの考えがいかにアマちゃんか(ラクしたいだけ~~ とかですね)を浮き彫りにしてくれますです。

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2004.05.17

上司のここがありがた迷惑-OL1000人会議

週間ダイヤモンドの連載コラム「OL1000人会議」
今週号(5月22日号)も泣き笑いをさせてくれます。

★  ★  ★

Q上司の「ありがた迷惑」はありますか?
 (あると答えた409人の複数回答)

●●●●●●● 困ったことがあったら相談しなさいが口癖 141人
●●●●●● バリバリ残業するので帰りにくい 121人
●●●● とにかく朝早く出勤する 83人
●●● 企画書の文書がめちゃくちゃで私がいつも尻ぬぐい 47人
●● なにかについて結婚相手を紹介しようとする 34人
●●●● その他 75人

【自由記述部分】
・(なんでも相談しなさいという上司に対して) 頼むから放っておいてくれ

・あまりに的はずれなアドバイスで笑うしかない

・先輩に意地悪された話をしたら、本人にそのまま言った。

・忙しいのに目の前で掃除をはじめる。黙ってみていられないので手伝う羽目に。

・忙しいときに限って、どうでもいい話で場を盛り上げようとする。

・(興味がないのに)無理矢理ゴルフを教えてくれる

・(残業時の差し入れを)毎日買ってくるな。1年で6キロも太ったぞ。

・(差し入れは)まずいお菓子ばかり

・(出張みやげは)ガラクタみたい

・お酒、奈良漬け、干貝柱。訳がわからない。

 
★  ★  ☆  ☆

「ガラクタみたい」には、力なくヘラヘラと笑ってしまいました。
 
ここまで言われると「ありがた迷惑」ではなく「オメーら、動くと迷惑なんだよ」と言うことですよねぇ。はは・・。

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2004.05.15

就職・転職で「稼ぎたい、稼ぎ続けたい人」のための長期展望♪

本屋で「金持ちになるための~」というタイトルが気になる方、「世の中はなんだかんだ言ってもカネでしょう。地獄の沙汰も金次第」という方、へのまじめな情報です。

元記事は、「人は感情の生き物だ!」ブログの記事「平均年収 - 職種別ランキング」

☆  ★

■その1■

40歳の「職種別平均年収のベスト10」と「25歳と比較した時何倍になったかという倍率」を比較したのが以下。
なお倍率の*印は、25歳の時の収入がランク外で倍率が計算できないことを示します。

◇40歳時の平均年収と25歳年収との比較
1位投資銀行業務      1535万 2.8倍
2位金融コンサルタント   1031万 2.4倍
3位不動産金融       993万  *
4位マーケティング      902万 2.2倍
5位システムコンサルタント 865万 1.7倍
6位薬事・薬価申請     840万  *
7位経営企画・事業企画査 832万  *
8位企業法務         822万  *
9位臨床開発         811万 1.9倍
9位MR            811万 1.8倍

●投資銀行業務って凄いですねぇ~。25歳の時に既に1位の年収で、それが40歳で2.8倍にもふくれあがる。

●1~3位が「カネ」系職種。カネがカネを呼ぶわけですな。

●製薬業界関係が 6位「薬事薬価申請」、9位「臨床開発」「MR」と並びます。個人が稼げる業界ってことで♪

●業界を超えて 職種として稼げる職種が 残った「マーケティング」「システムコンサルタント」「経営企画」「企業法務」。

1~3位の「カネ」系の仕事、更に「マーケティング」「経営企画」それと「システムコンサルタントの1部の仕事」は、MBA(経営学修士)に関係する職種ですが、そのMBAについて、ちょっと悲惨な(笑)情報があります。
続けて書きましょう↓

 
★  ☆  ☆  ☆

 
■その2:MBA取得者は、21世紀ではブルーカラーになりつつある■

以下、ハーバードビジネスレビュー6月号(いま売ってる)より引用。

・93年にマッキンゼーアンドカンパニーが採用した人材の61%がMBAホルダーだった。10年もしないうちにその比率は43%に低下した。

・基礎的にMBAスキルを備えた人の数は増加しており、その価値は下がっている。いろいろな意味で、MBAホルダーは、21世紀のブルーカラーになりつつある。将来が約束されたと思って就職した人たちが、自分の仕事が海外に移転していく様を目の当たりにして、なすすべがないという状況である。

・たとえばリーマンブラザーズは、財務分析やその他の数字を使用する業務において、インドのMBAホルダーたちを採用しはじめている。なお、その初任給は約800ドルである。
(800ドル!? 8万ちょい? うぉっ! : ono注)

・MBAを取得したばかりの人が従事する仕事は「以前であれば、経験が乏しくとも野心家で若い新規採用者にあてがわれた。彼らはウォールストリートやロンドンのシティで名をあげるために長時間労働をいとわなかった。しかし、光ファイバーがもたらした奇蹟のおかげで、これらの仕事は、低賃金国であるインドの同じ資格を有する者に押しつけられるようになった。」

☆  ★  ★  ☆

安息の日々はない、って感じです。
ふぅ~、しんど。

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2004.05.11

職場の査定・評価にあなたは納得していますか

以下のアンケートはアエラ04.5.17号。アエラサポータ972人(男性538人、女性434人)の回答による。

Q職場の査定・評価にあなたは納得していますか?

●●●13.9% かなり不満
●●●15.4% やや不満
●●●●●●●34.5% どちらともいえない
●●●●●●29.6% おおむね正当
●6.6% 正当

★  ☆

思ったよりも、不満が低いでしょうか?
いえいえ。
査定・評価は「正当な」「納得性ある」評価が基準・標準でなければなりませんから、どちらとも言えない以下の合計が65%が「不満」「不当」と言っているわけで、どうにもなりませんですな。

面白いのは次↓。

☆  ★

Q自分が正当に評価されるにはどうしたら良いでしょうか?

【答え】
・いつでも誰の前でも抜け目なく振る舞う。

・人間は合理的判断のできない生き物だから、嫌われないようにするよりないと思う。

・無抵抗

・最後は正義が勝つと言い聞かせる。

・何をやっても無駄。媚びを売るテクニックを磨くしかない。

・目立つ仕事ばかりする。

・はっきりと成果、能力をアピールする。遠慮はダメである。

・効果が出やすい仕事を優先する。

・派閥の見極めと本来業務より言い訳がうまくなること。

・査定は査定シートにかかっているので、「いかに大したことのない仕事をきらびやかに見せるか」というテクニックを身につける必要がある。かなりうまくなった。

★  ★  ☆

ある会社で教えてもらいましたが、一番最後の「いかに大したことのない仕事をきらびやかに見せるか」というのは、「凡フライをファインプレイでとる」と言うんだそうです。わはは

成果主義は終わりですね。
こういう気分で働いている従業員を生み出してしまう制度の会社が、良い品質の、創造性の高い商品・サービスを生み出せるわけがないぢゃないですか。ねぇ?

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2004.05.09

イラク駐留米軍によるイラク人虐待事件

駐留米軍による虐待はなぜ起きたか。

 ●戦争という極限状態が人を狂わせる。倫理観を失わせる。
 ●上官からの命令は、人を簡単に残虐にさせる。

  http://www1.jca.apc.org/aml/200108/23327.html

「普通の人々」というアメリカの学者が書いた本では、一般のドイツ市民から選ばれた警察大隊がポーランドのユダヤ人を虐殺した記録が紹介されています。
家庭ではよき父、夫であった普通の人々が,なぜそのような残酷なことをしたのか。またアドルフ・アイヒマンはその裁判の中で、大量のユダヤ人を列車に乗せて絶滅収容所に送った理由を「私は命令を受けており、服従の誓いに従って命令を実行しなければなりませんでした。残念ながら、免れることはできなかったのです」と証言しています。

 ●銃を持つものは既に「権力」を持っている。銃を持つことで「権力」を握ったことを一般人は自覚していない。権力者は権力の怖さを自覚しているが、一般人は権力の怖さを知らない。一般人が権力を持った時が、一番恐いのです。(今朝のサンデーモーニングの養老孟司)

希代の「怪物」(上記引用にでも出てくるアイヒマンのこと)を待ちうけた人々が見たのは、移送計画の専門家(スペシャリスト)で有能忠実なサラリーマンを思わせる初老の男性だった。

  アイヒマンは本当に普通の人だったようですねぇ
    スペシャリスト―自覚なき殺戮者―


☆  ★  ★

現代の人間は自由な生命と判断力と意見とを持つ権利を失い、組織に従属する傾向を強く持っている。そして組織のみが、必要な人間を取り入れ、不要な人間を排除しながら、真の生命としてこの世に生きているように見える。」
       壊れた「機械」、あるいは軋む「歯車」のために

一般ピーポーが権力を持つこと以上に、一般ピーポーが組織に所属しているその事で、既に倫理観・道徳観が吹っ飛ぶことがあるわけですよねぇ。

三菱ふそうはどうだったんだろう。。。

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民主党の菅代表は、なぜ?

民主党の菅代表は

1.なぜ辞めないのでしょう?
   今朝のTVで田原総一朗が明日辞めるように仕向けていましたが、
   いまのところ辞職を表明した福田さんに比して、
   少々ぶざまに見えますよなぁ。

2.なぜテレビに出まくっているんでしょう
   報道ステーションに出た時も、古舘伊知郎にボロクソ言われてた。
   もう出ないと思っていたら、その後も山ほど出ている。
   で、今日は田原総一朗にボロクソ。

   なぜ、出まくるのか?

★  ☆  ☆

今日の朝日新聞の1面には8日に側近議員に「禅譲はしない」と語ったと伝えられている。

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2004.05.04

社会と言う概念が消失しつつある?(他責社会へ)~弱者感情から敗者感情へ。

2つセットで引用をする。

新現実VOL3『大塚と香山対談』と昨日も取り上げた佐藤俊樹『00世代の格差ゲーム』
引用は長い。大量。
長いので先に「感じ」を。

 ★  ☆

競争を基本に社会をつくりなおすこと、
その前提として「結果の平等」ではなく「機会の平等」にシフトしていくこと、
これらの転換は一見、正しそうに見える。
ボクも この未来図を結構、納得し受け入れるべきだな と思っていた。

が、大変なことになりますよ。
正確には、大変なことになる可能性がありますよ。
それらは、他責感情を助長しキレるを増進し爆発する構造になってますよ、

こういう予言が2つセットの引用から見て取れる。

「機会の平等」と「競争」を基本として
格差を容認していく社会。
そういう社会はどうも「社会」という概念さえ消え失せ
キレる・暴発するがしばしば起こる、
物騒な生活空間とセット になっているような印象を持ちます。


さて、以下 なが~~~い引用です。


★  ☆  ☆新現実VOL3 大塚英志vs香山リカ☆  ★  ★

大塚
だから、永山則夫も永田洋子も、その時々でさみんなが「あいつが私だったら」って口走ってたでしょ、時代時代で。
それこそ佐川一政の時だって四方田犬彦か何かが「あれは俺だったかも」っていうことを言っちゃってた。
宮崎の時は僕らが、同じようにやっちゃってたわけ。

リカ
そうなの。
それが大阪池田小や長崎の幼児殺害事件では、ホントにだれもそんなこと言わなかった。
大阪の事件にしても、あの事件そのものは置いておいて、日本の階層化の問題とか学歴社会の問題とか、社会に投げかけるものが全くなかったわけじゃない。
でもだれもそんなことは口に出せない雰囲気だった。
それは事件そのものの残忍さとはまた別個の問題だと思う。
だって以前は、三菱銀行事件の梅川にさえ、社会という背景を持たせて考えていたんだから。

大塚
社会って言う言葉が亡くなっちゃったわけじゃない。
社会の責任とかさ、社会の責任として受けとめるとかさ。
そういうのがなくなって。
その割には、犯罪のパターンみたいなのって、意外と、世の中の人びとの感情を正確に代行してるんじゃない。
さっきの池田小学校にしてもさ、ネットとか人が書く文章を見ていると、あ、この部分にいるひとたちの感情に、あの事件は絶対シンクロしているとなっていうかさ。
そういったものが突発的にああいうふうに表出したんだなっっていうのは、本当はわかるはずなんだけどね。

 (略)

   ◇

リカ
なにか事件が起きたときに、「私と犯人の違いは?」と考えてみたり、そこまで行かなくても「自分の中にもそういう攻撃的な気持ちがあるかも」と気づいてみたり、ということはない。
それも、犯罪の抑止には大切だと思うのだけれど。
ひたすら「そんな人は死刑ですよ」「一生刑務所に閉じこめておけ」とか言う。

じゃあ「あなたがもし何かしたら、死刑になってもいいの?」ときくと、「そんなことやらないですよ」って。
「もし」という仮定してみることすらしない。
「頭がおかしい人を病院から出すな」とかって平気で言う若者もいるんですよ。(略)

大塚
「他人の問題をなぜ自分が考えなきゃいけないのか」っていうのがもの凄い強いみたい。だから、たまに講演とかを頼まれて、学生相手にそれこそ少年犯罪の話とかをさせられても、最後に出てくるのは、「なんでそういう人の話を自分たちの問題として考えなきゃいけないんですか?」ってね、凄い直球な質問が出てきてね

リカ
あるいは、「ウチの子がそうしないためにはどうすればいいですか?」とかすごいストレートですよね。

大塚
そこなんだよ。
だから、きっと最初のあたりの話ともきっとつながってくるんだろうけれど。
問題を共有しましょう、自分の問題として考えましょうというところは説得できないとか。

       ◇       ◇

リカ
よく「最近目立つ心の病気の傾向は何ですか」って聞かれて、そういわれると意地になって「病気はあまり変わりません」とかって言うんだけれど、実は圧倒的に変わってきたことがある。
それは、うつ病の人から自責的にっていうか、自分が悪い、申し訳ない、みんなに迷惑かけている、って気持ちが急速になくなりつつある。
それは、もの凄い変化だと思う。
他の病状からみるとうつ病としか診断できないような人なのに、昔の精神医学の教科書にあるように「とにかく会社に申し訳なくて」とか「私が迷惑をかけていて同僚に悪い」といった自責的、自罰的なことを口にしない。
だから、治療者も「これは病気が悪いんですよ。あなたは悪くないんですよ」とか「必ず、良くなりますから、自分を責めるのはやめましょうよ」「仕事の遅れはすぐに取り戻せますから、休養は迷惑じゃないですよ」とかってマニュアルどおりに言えない。

とにかく「会社のせいでこんなになっちゃんたんです。」「上司がわかってくれなくて」「親がすべて悪いんです」っていうふうに、とにかく他責的。
「私は被害者だ」って。

大塚
そうか。
そういうレベルで責任っていう概念や、感覚がそもそも成立しないんだ。

リカ
ついこっちが逆に、「会社が悪いって言うけど、そんなに勝手に休んでたらまわりに迷惑かけてるんじゃないですか」ってタブーをおかしそうになる。
とにかく圧倒的に人のせいにするっていう、あれは驚くべき変化だと思う。


★  ☆  ☆  00年代の格差ゲーム 佐藤俊樹著  ☆  ★  ★

なぜ「弱者」がいなくなるのか。これには大きく2つの仕掛がある。

まず第一に、結果の平等と機会の平等では“弱者”の意味が大きく違ってくる、
結果の平等の下では、“弱者”というのは不当な目にあっている人になる。
持てるものと持たざるものの極端な格差、つまり極端な強い弱いの差事態が悪である以上、弱い立場の人間はつねに被害者である。
機会の平等の下では、そうはならない。
あえて嫌な言い方をつかえば、たんなる可哀想な人、になるのだ。

だから機会の平等を掲げる社会では、誰も自分を“弱者”と認めたがらない。
認めれば二級市民にされるからである。
「弱者切り捨て反対」とか「弱者救済」を唱える政党が広い支持を集めるのも難しい。
そういう政党を支持することは、自分が二級市民だと認めることにつながりかねない。
競争を是とする社会の中で、そしてついこの間まで、一億総中流意識のなかで「人並み」であろうと必死で努力してきた人びとにとって、それは強烈にタブーである。(略)

結果の平等を掲げる社会では「弱者がいる」は「正しくない」に直結する。
それに対して、機会の平等を掲げる社会では「弱者がいる」は「正しくない」に直結しない。
この社会で「正しくない」に直結するのは「不公平」である。
従って、構造的に不利益を受けている人たちに訴えかけるのも、“弱者”ではなく、「アンフェアな目にあっている人」と呼ぶことからはじめるしかない。
簡単に言えば、「弱者救済」とううスローガン事態が耐用年数にきているのだ。

(弱者が消える2つめのメカニズムについては 略)

機会平等の下では、「敗れた」のは当人のせいで、社会のせいではない。
だから、「貧乏だから正しい」とはいえないし、ゆたかさによって自分を肯定することももちろんできない。
”敗者”は自分を肯定する術をもたないのだ。

それでも、実際に機会が平等であるならば、「自分の努力が足りなかった」と思って再起を図ることができる。
再挑戦できると信じているうちは、強い自己否定感から逃れられる。
たとえずっと“敗者”でありつづけたとしても、それはあくまでも自分の責任であり、自己否定は自己の中でとどまる。

裏返せば、機会の平等がかくほされていなければ、この自己否定は他人に向けられる。
自分が否定された苦しみを、他人も否定することで埋め合わせようとするのである。
”敗者”からすれば、敗れたのは自分のせいではないが、周囲はそうと認めない。
その分、否定感は鬱屈し、あるとき爆発的に噴出する。
噴出する相手、つまり身代わりの羊は誰でもいい。
自分も不当に否定されたのだから、他人を不当に否定してもかまわない。
現代風に言えば、「自分が不当に否定されたのだから、自分は他人を不当に否定する権利がある」と思うわけだ。
「不当評価だ」という意識が危ないのは、そこである。

ながっ

引用はここまでっす。

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2004.05.03

終身雇用のほうが収益力が高くなる

へぇ~~、経団連までもがねぇ~~ とちょっと驚いた記事。
今日の日経朝刊。

☆  ☆  ★

「社員の平均勤続年数が長い企業ほど収益力が高い」。

日本経団連がトヨタ自動車やキヤノンなど日本の優良企業の経営戦略や財務データを分析したところ、こんな結果が出た。終身雇用制の崩壊が指摘されるなか、一般のイメージとはやや異なる結論だ

(略)

上場している製造業の過去十年の財務データなどをもとに「収益力を示す売上高営業利益率が上昇した企業」の特徴を業種別に分析。

十一業種のうち電気機械や一般機械、化学など七業種で、「社員の平均勤続年数が長いほど熟練労働者が育ち、収益力が高まる」との結果が判明した。

(略)

経団連は「雇用や設備の過剰の解消など、経営基盤の健全化だけに終始する守りのリストラには限界がある」と指摘。
「長期的な雇用を重視しつつ、研究開発の推進や中核事業への集中などを進める」ことなどが収益力を高める上で重要との認識を示唆している。

★  ☆  ☆  ★  ★

いままで人件費削減一辺倒だったんではなかったんでしょうか? >経団連
なにが起こってるんでしょうねぇ。

景気回復とそれまでのリストラでさっそく人材不足に陥っているってわけかなぁ。


リストラされるべき働きぶりしかしなかった方々に辞めていただくために、有能も少なからず失いましたからねぇ。

さらに有能と位置づけてなかった熟練も大量に辞めさせてしまい、言語化しにくい手触り感で微調整をしていた現場は、理由のわからない不良品が山積みになってしまっていました。


えらいこっちゃ!と現場の声が届いているトップがいる会社が、ようやく経団連でも過半数になってきたってことかしらん?

手遅れか?
ギリギリ間に合ったか?


企業という社会に「信頼」をなくしてしまった若手は、今さら「終身雇用」と言われても、まったく実感はないでしょう?
冷めた関係を復活させるなんて恋愛経験をお持ちの方はどれくらいいっらしゃるのだろうか。

ボクは、この点については、まったくの悲観論者です。

★  ★  ☆  ☆

日本企業はこれから「実力主義・成果主義」なのか「企業という共同体を維持するのか」という2元論を日経もやってましたがね、そんな2元論はまったくの新人記者の物言いです。

両方大事!
決まってるじゃん、両方ともなのさ。

その困難に立ち向かうアーティストが経営者なのだと思いますよ。

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2004.05.02

働くことに関する問題の驚くべき現実

学術書のために積ん読のままになっている『ジョブ・クリエイション』玄田有史著の書評が 松原隆一郎東大教授によって、今日の朝日新聞の書評欄にのっている。

「90年代以降の雇用問題の驚くべき現実」が書かれてあるとし、まとめてくれている!!ラッキーっ!!

というわけで、松原隆一郎の整理を引用しておきまする。

☆  ★  ☆

●仕事を失ったのは、被雇用者というよりも自営業であった。

●中高年のリストラが注目されてきたが、むしろ若年の就業が危機に瀕している。
 (これは、玄田さん他いろんな研究者が既にあちこちで指摘してたことだ(:ono注))

●人材育成には費用がかかるから中小の優良企業は放棄したかというとさにあらず、人材育成に力を注ぐ企業ほど成績を上げ、雇用も創りだしている。

●雇われる人材の特徴としてしばしば年齢や技能が挙げられるが、「営業力」こそが求められ、それは詰まるところ「やる気」と「人柄」である。


☆  ☆

最後の「やる気」と人柄」という点について、一言。

リストラをやむ終えずした企業の心ある人事部は、リストラした人材の行方を気にして追っていますよね。
で、再就職が簡単に決まる人材と再就職が難しい人材の差について、共通して指摘することがあります。

技術の専門性とかで早く決まるのではないのですよ。
技能を持つが、嫌な奴はやっぱり再就職しにくいのですね。
再就職する人たちは「人柄という専門性」を持っていますよ。

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2004.04.29

イラク人質事件救出費用-「自己負担論」尻すぼみの理由

あきちゃった。
というか、ほぼバランスの良い理解となったイラク人質「自己責任論」。

アエラ2004年5月3日&10日合併号にこんな記事が載っている。

☆  ★  ★

自己責任だからかかった費用は人質に負担させろ。
ここまできた風潮も今や下火になった。

   ◇       ◇

イラク人質事件が発生以来、北海道庁や道東京事務所に1日100件近くかかってくる電話の内容ががらりと変わったのは、憔悴しきった3人の被害者が帰国した4月18日からだった。

事件発生後、解放直後までは

「勝手に行ったのだから、道の事務所を使わせるのはおかしい」 「道職員の費用も負担させろ」

等といった批判が、全体の8、9割占めていたが、一転、

「被害者からお金を取らないでやってほしい」 「北海道の(被害者家族に対する)サポートはよかった」

と3分の2が、北海道庁の被害者家族の支援の姿勢を評価する声だという。
批判的な意見は3分の1に減った。

北海道庁は、部屋の使用料や光熱費などの経費は一切請求しないという。

「驚きましたよ。反応は本当に報道に敏感ですね。被害者の弱り切った姿を見て、同情的になったんじゃないでしょうか」
と道職員はみる。

(中略)

自民党のタカ派で「自己責任」論者の武見敬三(たけみけいぞう)参議院議員は22日、

「費用は、交渉に使ったお金も含めれば、億単位でしょう。しかしテロリストを利することにもなるし、公表はすべきではない。(3人への)請求は、心情的にはわかるが、実際には無理でしょう。 (3人は)時期や方法はともかく、尊い志をもっており、敬意を表したい」

と理解を示した。 

(後略)

★  ☆  ☆  ☆

あらま、4月18日に風向きが変わった?
聞いてないよぉぉぉぉ。

パウエルの発言が16日、ルモンドが19日、その頃にはまだまだ議論は活発だったわけで、風向きが変わったなどという報道などには記憶がない。

なんつーか、マスコミが政府の発表に即した報道ばかりをしてたってことですよなぁ。
ったくもっ!!

アエラのこの記事を「自己責任」ではなく「自己負担」で再整理している。
で、その自己負担。

結果的に、人質家族や人質となった本人は、どれくらい支払ったのか追っかけてないのだけれど(45万~100万ちょい?)、ドバイ病院の精密検査費用20万、帰国時の飛行機代20万、バグダッド・ドバイ間の飛行機代5万を支払ったようで(一人あたり)、これら「飛行機代と病院代」は、過去に起きた海外での事件や治安悪化における邦人避難では自己負担となっていて、「あくまで前例どおり」(外務省)なのだそうです。

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2004.04.28

社長を尊敬できますか?

★「言葉」は、「うっ」「ぐっ」と唸らされた言葉を備忘録代わりに記述していこうとするもので、カテゴリー「心と体」に当面は蓄積していきます。
----------------------------------------------------

実は最近のアエラ、気に入ってます(自爆)
アエラ2004.5.3&10合併号より。

◇あなたの会社の社長を尊敬できますか?

●●全く尊敬していない 12.3%
●●●あまり尊敬してない 14%
●●●●●●わからない、どちらとも言えない 31.9%
●●●●●●まぁ尊敬 32.0%
●●とても尊敬している 9.8%

  (アエラサポーター1036人。内男性556人、女性480人の解答)


◇社長を尊敬していない人の意見

・日本でも有数の大企業でもあるにもかかわらず、内実はオーナー企業。社長のジュニア達がいる場所はいつも優遇処置がとられていたりする(40歳/女性)

・自分がいかに社員に気を使っているか、ということをわざわざ朝礼で説明する(26歳/女性)

・自分自身の哲学から出た判断基準でなく、コンサルタントや金融業者の猿まね(38歳/男性)

・いきなり100人も辞めさせた。それなのに残った社員には社長特別手当をくれた。そんなのうれしくない。(23歳女性)

・口を出さずに金(給料ではありません、必要な器具、書籍、文具などです)を出せ、とまずいいたい。あなたがファーストクラスで1回ビジネスクラスにしてくれるだけでこちらは何冊ノートが買えるんでしょう。
次に金(売上)ばかりきにしていないで組織が組織として機能しているか、育っているか、きちんと見ろ!
自分が社長の席に座っている間さえ凌げればオッケー、という考え方が見え見え。会社は社会の公器だぞ!!(41歳/女性)

・世の中自分中心で動いてると思っている(自分は神様らしい)(43歳/女性)


◇社長を尊敬している人の意見

・バイタリティがすごい。(48歳/男性)

・人格者で、下のものにも分け隔てなく話しかけてきて、気を使ってくれる。全く偉そうにしない。(30歳/女性)

・徹底して改革に前向き。決定が早いので仕事が迅速に展開できる(37歳/女性)

・組織の長として品格とおおらかさがある(34歳/男性)

・経営センス・ファッションセンス・行動力・気遣い等、学ぶべき要素がたくさんある。(26歳女性)

・バブル経済の時に会社を大きくしなかったのがえらいと思う。あのころ拡大していたら、とっくにつぶれていたかもしれない(46歳/男性)

・一部良い点は、部下の意見(悪い意見を含め)を聞く耳をもっていることです。裸の王様にはならない社長だと思っています(41歳/男性)

・誰とでも公平に接し、会社の方向性について長期的・中期的・短期的計画を折を見て社員に説明してくれる。上司としても、人生の先輩としても尊敬できる人(27歳/女性)

・カリスマ性がある。この人についていきたいと心から思える(23歳/女性)

・世間の批判にめげず、考えを貫き通している(39歳/男性)

                               (一部の意見は省略)


☆  ★  ★  ★

驚いたのは「社長を尊敬できる」とした人のほうが「尊敬できない」とした人よりも多かったこと。(まあまあ尊敬 と あまり尊敬していない をそれぞれ含む) 
っていうのは社長業をやっているおっちゃん達に失礼か。

ッテイウカァ、尊敬する社長のほうが単に多い というのでびっくりするのもいかがなものか か。
「尊敬する」という比率が7割くらいないとダメかもな。

次に「う~む」と思ったのは、アエラ(またはライター)が取り上げた意見が、やや女性の意見が多かったこと。アンケートそのものは男性がやや多く答えているのに。。。

男、分析力がないか?直感を言葉にする能力が欠如か?それとも忙しいだけか? う~む。

★  ★

尊敬できない とした意見で気に入ったのは「100人辞めさせて、残った社員に手当を出した。そんなのうれしくない」という意見。
この感受性が好き。ムラ社会的とでも何とでもどーぞ。

ボクは他者の屍の上での幸いを好むやつ(またはその構造に無自覚な愚鈍)に対し徹底して嫌悪する。

尊敬するとした意見では 「品格とおおらかさがある」 というのが好きだった。
そそ、社長は「品」と「格」が大事だよな と思う。

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2004.04.27

わはは、笑ってしまった-成果主義賃金導入で、平等化。

4月26日朝日新聞夕刊。
記事は以下の通り


☆  ★  ★

賃金に成果主義導入、逆に「平等化」? 阪大教授ら分析
--------------------------------------------------------------------------------


 年功的だった賃金制度を成果主義的に変えた会社を調べたところ、社員間の賃金差は逆に小さくなっていた――。松繁寿和・大阪大教授(労働経済学)らが、実データの分析によるそんな結果を社団法人日本経済研究センターの「日本経済研究」に発表している。
貢献度に応じて賃金に差をつけようとする会社が増えるなか、「思うほど効果が上がっていないのでは」と指摘する声もある。

     ◇                       ◇

 調べたのは、社員約1300人のメーカー。賃金の約3分の1を占めていた「年齢給」を廃止し、評価部分を従来の約3割から約6割に高めた。課長級以上の管理職には年俸制を採用、3年で最大約1.6倍の差がつくようにした。

 成果主義導入前の95年と導入後の00年を比べると、差は30代後半で拡大した以外はおおむね小さくなり、特に40代以降はかなり小さくなっていた。

 評価による差もほぼ同様で、そのため賃金差が縮小したようだ。一方、年俸制の管理職では年齢による影響が大きくなり、賃金が逆に「年功化」していた。

     ◇                       ◇

 成果主義を導入すると評価が賃金に直結し、評価ミスのリスクや部下への説明など、評価者の負担が増える。松繁さんは「営業成績など数値による差がつけにくい会社なので、評価者は負担を避けようと、年齢を必要以上に重視したり、差を小さくしたりした結果ではないか」とみている。

★  ☆  ☆

これ、評価者に「評価について、どうしましたか?」と聞いて原因究明をして欲しいのです。
頼みまするよ、松繁寿和・大阪大教授。

がしかし、概ね、こんなところかしらん?

「評価は成果で」と制度がはじまる。

「成果? 営業ならわかりやすいけれどなぁ・・成果ってなんだっけ?とは聞けないよな、トホホ」

「納得性のあるところで まぁ年齢っていうことで・・・・・」

現場一線ならまだ、なんとか成果を把握し評価もできるんだけれど、40代になり、管理や人を育てるという言葉にしにくい、明文化しにくい仕事が入ってくると、成果をはかるって実はなかなか難しいっすね。

多くの仕事は多属性。多様で複雑でかつ最近は不測の事態も多く流動性に富んでいる。

ここに目標管理制度とかってはいってくると 目標の操作もはじまるし・・・・。

で、成果で評価しなさいとなると 現場は (゚Д゚)ハァ?

☆  ★

この1300人の会社、よくもまぁデータを提供しましたよね。拍手!!

人事をヒトゴトにしないためにもデータをオープンにして、働く人びとの幸せのための人事や制度のご研究が進んで欲しいことです。

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2004.04.24

OL1000人調査-上司のメールに不満爆発。

週刊ダイヤモンド2004.5.1号の『OL1000人会議』というコラムより。
OL1000人に対するWEB調査。

■上司のメールにイライラすることはありますか?

-あると答えた255人の複数回答

●●●●●●●●●●●●●そんなことは口で言え! 128人
●●●●●●言葉づかいがヘン 64人
●●●●●ひたすら長い 51人
●●●● とんでもない誤変換がある 38人
●● 時候の挨拶から始まる 20人
●●●● その他 38人

「時候の挨拶から始まる」。わはは
「ひたすら長い」。え~ん

☆  ☆  ★

紹介されているコメントでおもしろいものをピックアップしておきます。

 ・なんでも転送してくる
 ・全て引用返信する
 ・改行が一つもない

 ・意味不明な絵文字
 ・顔文字が多すぎる
 ・日本人なのに、なぜかすべて英語
 ・偽名をつかう(私の名前で送るのはやめて!)


最後の「偽名をつかう・・・」に対して、この記事は「いったい目的は何なのか・・・」というつぶやきで終わる(爆)


★  ☆  ☆  ☆

上記の「絵文字」への不満を見ていて思いましたが、結構気を使ってますよなぁ、上司・・・。

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2004.04.21

自己責任論-朝日新聞の社説から

朝日新聞の今日の社説。
議論がほぼ出たなぁという上でのこの社説なので、まぁお行儀が良い社説だこと(笑)

でも、総まとめとしては 良いバランスだな と感じました。


★  ★  ☆

■自己責任――私たちはこう考える

「自己責任」という言葉が飛び交っている。
 イラクで拘束されたNGOの活動家やフリージャーナリストは、自分の軽率な行動で国や世間に多大な迷惑をかけたではないか。「自己責任」の意識を欠いている。けしからん、という主張だ。

 だが、ここは冷静に考えてみなければなるまい。本当の自己責任のあり方とは何かをである。

 NGOであれ、報道記者であれ、身に危険が及ぶかも知れない紛争地で行動せざるを得ない時がある。その場合、安全に関する情報を集め、危険と、それを押してでも出かけることの意義を比較考量して行くか否かを決断する。

 自分がもし殺されたり、けがをしたり、あるいはゲリラに捕らわれたりしても、それは自分の責任と考えなければならない。悪い結果になった場合でも、他の人や組織のせいにしてはならないということである。

で、ここからの1行が やっと朝日らしい(笑)

 もうひとつ、今度の事件ではっきりしたことがある。自分が人質にされ、犯人たちが日本政府に要求を突きつけても、政府は応じられないという原則だ。

 以上を考え抜き、判断の重さをわきまえたうえで行動に移るのが、自己責任ということだと思う。

☆  ☆

後半↓

誘拐された5人の状況認識に甘さがあったことは否めない。とくに、激しい戦闘が続いていたバグダッド周辺の安全確認は不十分だった。危険地での活動を考えるうえで、今度の事件が残した教訓は大きい。

 だが、与党内を中心に声高に語られている過剰な「自己責任」論には、首を縦に振るわけにはいかない。

 政府の退避勧告を無視してイラク入りしたこと自体がおかしい、という議論がある。「自業自得」だ、救出費用は彼らに払わせろ、という声さえある。

 各国政府が自国民に出す退避勧告は確かに重い。だが、それに従っていては報道の使命や人道支援がまっとうできないことも、紛争地ではいくらでもある。

 人質の家族が、犯人が解放の条件とした「自衛隊の撤退」を政府に求めた。それを批判する人々も「自己責任」論をあおった。「助けを求めながら国に逆らうとはどういうことか」という主張だ。そんな感情論は不幸と言うしかない。

 この人質事件には、日本の国際的な評価を高めるのに役立った面もある。「外国へ人助けに行こうという世代が日本に育った」。仏紙ルモンドはそう報じた。「あんな連中を助けることはない」といった声が同じ日本人から聞かれる状況には寒々しい思いがする。

 言わずもがなのことではあるが、外国にいる自国民の保護は、どこの民主主義国でも政府の責務である。とくに、正体不明の武装組織に人質にとられれば、救出のために政府が果たさなければならない役割はいっそう大きくなる。

 政府にとって都合の良い人物であろうがなかろうが、それは同じことだ。

最後の一文、もう少しなんとかならんかったか。
「助ける」という点については多くの人がもう賛成している。

その上で、幾分かであれ金を請求すべきだというその考えに対して、感情論ではないとしたら、その考えが出る背景・精神構造を知りたいし、そういう考えに対して「私たちはこう考える」を出してくれ!

☆  ★  ★

ちなみに「請求せよ」という意見に対して、単なる感情論だと思っているしだからボクは、アホか と思っている立場です。←これ感情論です(ニガワライ)

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2004.04.11

え!?粉飾だったの?

カネボウ、粉飾決算だった って本当っすか?
なんだか 泥まみれですねぇ。
少なくとも化粧品は良いブランドに育ててきたのに・・・・残念だなぁ。


週間ダイヤモンド2004.4017号 ヲブセルウェーション より。

☆  ★  ★

産業再生機構が再建に入っているカネボウで、大がかりな粉飾決算が明らかになりつつある。
歴代の経営者、幹部の責任追及は必死で、全貌が見えれば司直の手が入る可能性も高い。

(略)

監査を担当した中央青山監査法人も、責任を免れえない。
中央青山は、これも、粉飾が明らかになった三井鉱山、実質破綻をした足利銀行でも監査を務めていた。度重なる失策は、基本的資質を欠いていると言わざるを得ない。

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2004.04.05

安藤忠雄の陣頭指揮-中小のトップってこんなだよな。

前の記事とセットっていう位置づけ。

今日2004.4.5の日経。コラム「私の苦笑い」は今日は安藤忠雄だった。
タイトル・サブタイトルは、「管理のはずが監視され~玄関前の「特等席」で陣頭指揮」

以下、引用。

★  ☆  ☆  ☆

1992年、私は大阪市内に自分の設計で事務所ビルを建てた。(略) 自分の席は全体を見渡せる一階に配置した。

玄関は席のすぐ斜め前。右手には勝手口がある。
外に出ようとするスタッフに「おいどこへ行く」と声をかける。一声かければ上階から全員が下りてくる。

電話は私の席の左側にずらりと並べた。所員の席には電話はない。彼らはすべて一階まで下りてきて、私のすぐ横で電話をかける。その様子を見ていればそれぞれの担当の現場がうまくいっているかどうかだいたいわかる。私が突然電話を替わることもある。


☆  ☆  ☆

いやまぁ、さすがの安藤忠雄。
こういう拘束を最近の若者は嫌がるだろうと思い(思うふりをして)、こういうやり方ができない経営者は多いだろうなぁ。

なぜ、こんなに管理するか。
こんな考えが続いて語られる

☆  ☆  ☆

我々のような小規模な設計事務所は、文字通りベンチャーだ、トップである私自身が走り続けないと倒れてしまう。私の仕事スペースの位置は、我々が常にベンチャーであろうとする意思表示でもあった。

☆  ☆  ☆

「これは俺の会社なのだ」「その鉛筆は俺が買い与えているのだ」という事が今どきしっかりと言える人は、自信と責任に裏打ちされているだろう。そうでなければこんな一見傲慢なやり方はできないし、社員も萎縮してしまうだろう。
でも仕事って、本来こんな緊張感の中にあるもんだろうと思いますですわ。


で、こんな茶目っ気あるパラグラフでこの安藤忠雄のコラムは終わる。

☆  ☆  ☆

私が吹き抜けの下で一番緊張感を持って仕事をしているというのに、どうも最近、若手の所員が二階、三階の奥の方でくつろいでいるように見える。 きびきび働いているのは女性スタッフばかり。 ほら、、若い所員が三階で居眠りをしているでしょう。

やっぱり、一階の吹き抜け下が一番しんどいワ。

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2004.04.04

社説での戦い-がんばれ新聞 朝日vsサンケイ

産経社説にお答えする。

今日の朝日新聞の社説のサブタイトル。わはは、楽しい。

メディアが互いに批判し合うことは、言論の自由を基礎とする民主主義社会のためにも大事なことだ。だから、「本質をそらした朝日社説」と題する産経新聞の3日付の社説も謙虚な気持ちで読んだ。

しかし残念ながら、私たちの主張を読み違えた批判だと言わざるを得ない。


ただ 朝日はサンケイに対して「ミスリードだよんっ!」と肩すかし。ちょっと残念。
食いつけ!サンケイ。
社説と社説の討議で、読み手を巻き込んでくれいっ。

★  ☆

●サンケイの宣戦布告社説   : 産経抄 4.1付け
●朝日のミスリードだよん社説 : 国旗・国歌―産経社説にお答えする 

●朝日のもと記事        : 国旗国歌―起立せずで処分とは

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2004.04.01

社説の社説

今日の朝日新聞の社説。

■社説――比べて読めば面白い

我々の考えがいつも正しいなどとは思わない。社会の変化につれて考えが変わることもある。大切なのは、異なる意見を戦わせること、違いの中から進歩を見いだそうとする姿勢ではないか。
読み手の方も同じだろう。誰しも自分の考えに近い論に接すれば、居心地よく安心もできる。だが、それだけでは視野が広がらない。異なる意見を知り、自分の考えを鍛えることも大切だ。


日本では100以上の新聞社が、朝刊だけでも約5千万部の新聞を発行している。テレビと大きく異なるのは、新聞が自らの主張を展開できる「言論機関」でもあることだ。ところが、あちこちの番組を見比べやすいテレビと違い、社説の読み比べは簡単でない。他紙との違いが届きにくいのは歯がゆくもある。


今日から朝日新聞の社説は3面に移った。これを機にいっそう「論」を磨き、競い合いたい。インターネットや図書館などを利用すれば、他紙の社説にも接しやすい。読み比べ、ご批判や激励を寄せていただければ、なおありがたい。


★  ★

4月1日付の社説は各紙とも週刊文春の出版差し止めが高裁で取り消されたことに関して社説を載せていて、朝日新聞も掲載している。
朝日は加えて「社説の社説」を掲載している。

記事にありますが、読み比べは本当にしたいですよなぁ。
比較という意味では、ブログのほうが比較しやすいもんなぁ(爆)

記者クラブなどいう談合組織があるんだから、それこそ良い談合をして、社説ポータルサイトでもつくってくれないでしょうか >新聞各社。

ちなみに 文春出版差し止めの取り消しについての社説は

 ●朝日 : 取り消しがあたりまえぢゃ ボケーっ
 ●読売 : プライバシー問題についてあいまいさが残る。それにしても文春は「表現の自由」などと声高に言うな。 (るび:たかが雑誌の分際で・・・とか?)
 ●毎日 : 妥当な高裁決定でホッとした。検閲を許すな。プライバシー保護はメディアが自主的に配慮すべき問題ぢゃ。アホー
 ●日経 : 週刊誌はおとなしくしろ、ばかもんがぁ。

って感じ。

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2004.03.28

納得性かメダルか-イアンソープと高橋尚子

イアンソープが男子400メートルの自由形のオリンピック出場を逃してしまいましたですねぇ。

[ MSN ]
27日にシドニーで行われたアテネ五輪オーストラリア代表選考会初日、男子400メートル自由形予選に出場。00年のシドニー五輪では金メダルを獲得し、世界記録を持っているだけに優勝は確実と思われていたが、フライングで失格とされた。


同国では選考会の各種目の上位2人が代表となる。

☆  ★

高橋尚子を落としてしまう以前の陸連、つまりタイムだのなんだのではなく「選考委員会」で決めていた頃の陸連なら、今回のイアンソープのような選手のミスがあっても、「メダルが取れるんだから」とオリンピック代表選手として選んでいたのでしょう。

1回の選考会だと「選考の納得性は高い」が、今回のイアンソープのようなケースが起こる(世界に衝撃!)
選考委員会の議論による選考だと納得性は低くなるが、今回のイアンソープのようなケースが救える。

イアンソープだからまだわかりやすいけれど、一般にあまり知られてないプロの目だからこそわかる逸材の場合、議論による決定をしてしまうと「選考過程の納得性」が得にくくマスコミやボクらの批判となるだろうし。

他方で、議論による決定は、政治性や裏取引の温床になる。

★  ☆  ☆

悩ましいっすね。

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2004.03.27

高橋尚子の悔し涙

高橋尚子の問題、このブログで注目していたので、この記事ははずせないな、と記事アップ。

★  ☆

[ MSN ]
「2人で会見場に向かうとき、『人の悪口を言っても、決定は変わらないから言わないでおこう』と話した。Qちゃんを9年間見てきたが、一度も人のことを悪く言ったことがないんだよ」 

Qちゃんは会見で、気丈にも笑顔を絶やすことはなかった。

 「本当は涙を流したかったと思うよ。あの姿がいじらしくてね。会見で一度だけQちゃんが天井を見上げたでしょう。後で『あのとき涙が出そうになったんで上を向いた』って言ってたよ」 

落選翌日、けろっとした表情で「監督、私走りますから。アテネが最後だと思っていたけれど、そんなどころじゃないです」と師匠に伝えた。
   
会見で「(陸連の)決定に納得」と言ったQちゃんだが、小出監督にはわだかまりが残った。

「『私は不完全燃焼です。陸連がひと言、記録で選ぶって言っていたら、(名古屋国際で)走っていたのに。走らないで落ちたので、あきらめきれません』って言ってたよ」 

「(終盤で失速した)東京国際の後、Qちゃんは陸連関係者から『もう走らなくていいよ。アテネの準備をしておくように』といわれたようだ。だから、本人は名古屋に出なかった」 

代表決定から2日後、小出監督は、日本陸連の関係者に「腑(ふ)に落ちないことが2点ある」と言ったという。 「1つは男子は実績、女子は記録と選考基準が違う。2つ目はレース前に女子は記録で選考すると最初から打ち出しておくべきだとね。記録で選ぶなんて、どう考えても“高橋おろし”にとれてしまう。後からとってつけたような理屈でね」 


ただ、陸連の苦悩にも理解を示す。 

「『苦渋の決断だった』と陸連の沢木啓祐強化委員長が言っていたが、選ぶほうも大変だったと思う。気の毒だ。ただ選考の仕方がまちがっていた。みんなが納得できるようにしなければね。あやふやな選考では不満は出る」

代表選考翌々日の夕方、約2時間、2人で次の目標を話し合った。Qちゃんはノートを持ってきていて、それを見ながら話していたという。 


「落選後に寝ながらいろいろと考えたんだろうね。4、5月は全国の市民マラソンとかに参加する。Qちゃんが『私が持っていないメダルは世界選手権(世界陸上)だけ。がんばって取ってみようかな』って話していたので、挑戦するかもしれない」 

秋にはベルリン、シカゴ、ニューヨークのどこかのマラソンを走るつもりだという。

☆  ★  ★

日本人的、というとマイナス価値の言葉であることが多いので(苦笑)、共感する力というか価値観の違う敵でさえ内包するあり方というか、できた2人だなと素直に感じました。

で、これまでの日本人だとこの小出監督の方法、インタビューによる吐露はないでしょうね。
が、小出監督は内包の上で、あえてここで言う。

このタイミングでこの吐露、発言は果たして効くのだろうか。もっと強く言わないと効かないか。
効かせないといけないかなぁ未来のために。
とこのインタビューを見ると感情的に思います。

もう1つ、あらためて。
効くか効かないかとメダルが取れるか取れないかの問題はまた別かもしれない。ですね。

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2004.03.24

良い評判がオープンな社会の秩序と信頼をつくる

ちょっと文章が読みにくく、ミスリードがあるかもしれないと脅えつつ。
日経2004.3.23掲載の経済教室の山岸俊男・北海道大学教授の論文より。


社会心理学者の山岸氏は「信頼の構造」など、「信頼」を研究している学者さん。


☆  ★  ★

引用は最後のほうに。ポイントだけまとめるとこういう事のようだ。

日本はこれまで仲間を中心に相互協力を追求することで社会をつくってきた。しかしオープンな流動化する社会にその方法は通じない。
では、オープンな流動化する社会ではどう秩序が形成されるか、信頼は形成されるか。

オークションサイトで実験をした。
わかったことは2つ。

1つは、問題のある商品を表面上大丈夫だと不正直な取引をする人たちが必ず発生する。
もう1つ。この不正直な取引を抑制するために効果的なのは、「悪い評判が立つこと」で不正直な人を追い出すやり方ではなく「良い評判が立つこと」で正直な取引をする人に人びとが「呼び込まれていくこと」。

村八分構造をつくること(悪の枢軸を叩くこと)で社会を形成する方法ではなく、良い評判の情報が浸透することで社会を形成するという方法が、オープンで流動化する社会の「信頼形成」に重要 という結論のようです。

ん~~~、なるほどと思いつつも、ネット市場の実験成果から信頼社会形成に飛躍しすぎかも、とちょっち懐疑。
でも、悪を叩くではなく善を普及させよ は、面白い切り口だなと思ったっす。

では以下、ポイントを引用。

☆  ★  ★  ★


日本社会は集団内部で安心と相互協力を追究する「安心社会」だった。しかし、現在では「安心社会」から「信頼社会」への転換、すなわち社会的不確実性の存在を前提とし、適切なリスクを負いながら他者と信頼関係を形成していく社会の形成を求められている。

●実験:
ネット上にイーベイやヤフーと同じような架空のオークションサイトを設置。北海道から沖縄まで日本全国から千人を超す一般の参加者が24時間いつでもどこからでも自由に参加して、架空のオークションサイト上で商品の売り買いをした。

●実験の目的:
不正直な取引をした相手に対して評価を加えることで、ネット市場の「レモン市場」化をどの程度、抑制できるかを調べる点にあった。
表面的にはまともに見えても問題のある中古車のことを米国の俗語でレモンという。レモン市場とはそうした商品ばかりが出回るようになる市場のことである。

●結果1:
情報の非対称性が存在する匿名市場では必ずレモン市場化が発生する。
●結果2:
人々が互いに評価を付けあうことができるようにすると、レモン市場化の抑制にある程度の効果があることが明らかにされた。

ただ、悪い評判のついた参加者が名前を変えて再参入できる状態にすると、その評判情報の効果が弱くなったしまう。
(略)
面白いことに最初はネガティブ(悪い)評判の効果のほうがポジティブ(良い)評判の効果よりも大きい。
(略)
しかしネガティブな評判をつけられた人が名前を変えて再参入を図るにつれネガティブな評判の効果は次第に落ちてくる。
これに対してポジティブな評判の効果は最初はあまり大きくないが、しり上がりに大きくなってくる。
ポジティブ評判のもとでは、評判がない状態で再参入することになる。そのため少しでもポジティブな評価を得た人はそのポジティブな評価を継続しようとする。これが、ポジティブ評判が名前を変えての再参入が可能な状態でもうまく機能した理由であると考えられる。

この結果は、評判には「追い出し」作用と「呼び込み」作用の二つの作用があることを示す。

ネット市場が開かれた社会の典型だとすれば、評判が機能するのは、良い評判がポテンシャルな相手を呼び込むからだと考えられる。悪い評判を相手につけられることで追い払うのではなくて、良い評判を獲得することで自分のところにみんなが寄ってくるようになるのである。これが、ネット市場でポジティブな評判が果たす「呼び込む」作用である。要するに、個人のブランド化だと言ってもよいだろう。

開かれた社会ではポテンシャルな相手は無限にいる。したがって、ポジティブな評価を獲得する誘因はきわめて大きい。われわれは今まで、評判について追い出しの作用しか考えてこなかった。しかしこれからは、もっと呼び込みの面から評判を考えていく必要があるだろう

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2004.03.23

みんな等しく豊かになろうの終わり-頼るな!

今日の日経新聞。大機小機より

地方から出稼ぎにきた若者が中央に住みついて、そこで納めた税金を地方に公共事業という形で「逆・仕送り」して、みんなで豊かになる。小泉政治はそれを突き崩した。

なーる。
田中元首相がつくった公共事業の方法とそのコンセプト「全国津々浦々、みんな等しく豊かになろう」という方法は、そっか、こういう言葉、税金による逆仕送りという言い方でも整理できるんだなと納得♪

☆  ★

この大機小機というコラム、しかしこういうイヤミを続ける(笑)

これまでおんぶにだっこで、ぶら下がってきた人びとを拒否した。ある経営者は「そのうちなんとかやってくれるかと思ったけれど、小泉内閣は本当になにもやらない。これは自分でやるしかないと思わせ、それが今日の景気回復につながっている」と評する。
おそらく小泉首相の最大の実績は、政治に頼ってもダメだと教えたことだ。

★  ☆  ☆  ☆

ニタリとしながら読みつつ・・・、
「みんなで等しく豊かになる」が無理な時代に、「国になんか頼るな」と国に対する諦観と不信を植え付けられ(見せつけられ?)、競争と格差を煽られるのをボクらは望んでいるんだろうか とふと思う。

少なくとも、国への信頼あってこその「競争と格差」なんじゃないのかなぁ。

あらためて「競争と格差の時代こそが良い」と考えるのか、「みんなで等しく貧しくても良い」と考えるのか、この2択のどちらに○をつけるのかをボクらは迫られているんだなぁとお悩みだよ。ふぅ。

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2004.03.22

OL1000人調査-上司はあと。う~む。

週刊ダイヤモンド2004.3.27号の『OL1000人会議』というコラムより。
OL1000人に対するWEB調査。

■転職や仕事上の悩み、真っ先に誰に相談しますか?

●●●●● 250人◇学生時代からの友人
●●●●● 240人◇同僚
●●● 173人◇配偶者
●● 119人◇上司
● 68人◇親
●●●150人◇その他

上司は1割・・・。

☆  ★  ★

で、以下がコメント。

「取引先のアホ営業の愚痴」「この業界に未来はあるのか、みたいなおおざっぱな話」は話せるが、シリアスな悩みは「弱みを握られるような気がする」。

このあたりまでは、男も一緒?


でと、干上がった上司は、あちこちにいるようで、

「保身ばかりでまったく頼りにならない」「ヒラヒラした性格。まじめな話は一切受け付けない」「すぐに『オレの方が100倍つらい』といって逃げる」

ヒラヒラした性格?(大笑い)


で、相談相手が

「占い師」「タクシーの運転手さん(意外とためになる)」

☆  ☆  ☆  ☆

「占い師」以下の上司にはなりたくない・・・・。

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2004.03.21

イラク志願の自衛隊員のこころ

2004.3.21朝日新聞1面に「イラク派遣を希望する自衛隊員の実意」が書いてあり、少しわかった気になった。

以下、省略しつつ引用。


★  ☆  ☆

陸自の本部管理中隊190人に対する昨年末のアンケート「イラク派遣」。
「熱望」「希望」「命令なら行く」と答え「行かない」は2人だけ。

入隊4年目の大関陸士長(22)は自衛隊を辞めて車の整備士に転身しようと考えていたが、「イラクに行けるなら辞めません」と言い契約を更新した。

指導役の和田1曹(39)も熱望したが、妻は反対。「おれの気持ちがわかるか」とけんかになった。

イラクという「現実の舞台」が2人を引きつけた。
ただ昨年結婚した3年目の岡本陸士長(26)は明確な意思表示はしなかった。

3人は語り合った

大関:
陸士は責任を持たされない。緊張感のある状況下にいたい。マンネリ化した訓練と違って、命がかかるイラクは、自衛隊への見方を変えるチャンスだ。

和田:
イラクに行っても階級に応じた任務分担だ。訓練と変わらない。

岡本は聞き役だった。

★  

3人は結局選ばれなかった。

和田はイラク派遣関連のニュースをみると悔しさを感じる。
「(アメリカとの)共同訓練を見て、米軍は何を追っていけばいいか見えているなと感じた。自衛隊は複雑なシナリオで訓練するが、現実が見えていない。戦争ごっこではない本物の現場の経験を積みたい。」

★  ☆  ☆  ☆

「仕事」をしていて本物になりたい、専門家になりたい、極めたいと思うのは普通。
まして米軍との共同訓練を見て「迫力が違う」「彼らは休憩中も銃を放さない」とモデル・本物を見せつけられると、強化されるだろうし。
使わないであろう訓練、目的・目標なき訓練などにやりがい・生きがいを持てるものではないだろう。

逆に考えると、よほどの歯止めをかけない限り、自衛隊であれ軍隊であれそれが存在するだけで、組織内部には「本物の戦い」を希求するという動機づけがなされてしまうという事なんだな。

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2004.03.20

高橋尚子問題、更に波紋ですなぁ

MSNニュースでマーティ・キーナートというスポーツジャーナリストが記事を寄せている。

[ MSN ]
多くのスポーツで本当に大切なのは、勝てる力だ。そして、Qちゃんにはその力がある。彼女はタイガー・ウッズやマイケル・ジョーダンのように、実力を証明された勝者なのだ。高橋はどうすれば勝てるかを知っている。タイムは二次的なものにすぎず、主観的なものであり、本人の体調やほかの選手のコンディション、コース、天候などさまざまな条件に左右される。

★  ☆  ☆

日刊スポーツ.COMでは 日本陸連が報道機関に対し法的処置も検討と。
やれやれ。

[ 日刊スポーツ ]
日本陸上連盟は19日、アテネ五輪女子マラソン代表選考について、間違った報道があったとして、異例の会見を都内で開いた。桜井孝次専務理事は、連盟の尾崎宏顧問弁護士を伴い「国民の皆さまに、間違った事実が伝わったことは残念。いくつかの報道には法的措置もあり得る」と話した。

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2004.03.18

ボクらの納得-マラソン・高橋尚子の選考問題をあらためて蒸しかえす

透明性を追求した結果、オリンピックの女子マラソン選考で高橋尚子が落選した件、短期間で話題が消えてしまったなぁという印象なので、蒸しかえしたい(笑)

日経新聞と朝日新聞しか目を通してないのだけれど、日経新聞の記事(3.16朝刊)が一番興味深く見えた。
まず引用する。

国民の納得する答えを――。理事会の冒頭で日本陸連会長の河野洋平氏(衆院議長)がこう述べている。このキーワードは平板だが、出た答えは革新的な「高橋落選」だった。
(略)
涙の復活劇を演じた土佐選手は、茶の間の後押しを受け、当選確実にたどりついた。記録も文句なし。あとは坂本選手と高橋選手の比較。選考委員はあくまで三つの選考レース内での審査にこだわった。四年前の高橋選手のシドニー金メダルや三年前のベルリンでの二時間十九分台の快挙は過去の実績とした。

この選考は必ずしもメダル獲得のための正解でないかもしれない。これまでの手法でも結構、成果だけは挙げている。

女子マラソン史上初の五輪連覇も見たいが、時代は選考過程における透明性も追求する。スポーツがこれほど日々の生活と密着している時代はない。指定した選考レースを勝ち、その選手と映像や現場で感動を共有した人たちがいる。三、四年前の実績はすでに歴史的な栄光とするのも一つの見方であろう。
(略)
四月の水泳の代表選考会は、あの北島康介選手でも結果を出さないと落とされる一発レースとなる。政治力や密室的、偏向的な選考は不要。誰もが納得できる選考は容易ではないが、それに近づけるのが公平な精神である。

☆  ☆  ★

引用が少し長い(苦笑)。ごめんなさい。でもなかなか省略できなかった。

ボクがう~む、悩ましいなと思うのは、要するに「ボクらの精神」のほうなんだ。

引用した日経の記事は要するにこう言う。

1.国民の(つまりボクらの)納得性を得るために
2.4つの選考レースだけで評価することで
3.これまでの密室的、偏向的な選考は「結構、成果をあげていた」し、
 「メダル獲得のために正解ではないかもしれない」が、
4.時代の求めた(つまり、ボクらの求めたですな)評価の透明性で選考した。

★  ☆

さて、いくつもの疑問がある。

●この「透明な評価」でボクらは「納得」したか

翌日の報道や街頭インタビューで 納得してない「ボクら」が多数いたのは明か。
透明な4レースのタイムだけで判断するというまったく合理的な判断だったにも関わらずボクらは「なんだか悩ましい気分」になったんじゃなかったか

もちろんあちこちで指摘があったように、4レースのタイムのみで決めるというこの合理的な基準での決定がまったく非合理にも選考会議の場で決まったというわけのわからなさはある。

が、しかし、この突然会議の場で4レースのタイムで決めるという非合理をおいておいてもボクらの納得性が本当に高まったのだろうか。。少々危うくはないか。


●透明な評価法は「メダル獲得のためには正解ではない」かもしれない。

記事にあるとおりなんだけれど、これまでの「密室的・偏向的」なやり方でメダルという成果が得られていたのだ。
過去の実績を重視するとか専門家の目で見るとかというこの種の見識?を、国民(つまりボクら)が求めたという透明性ある選考によって「成果-つまりメダル」が得られなくなるかもしれない。

ボクらは、選考の透明性が欲しいのか、それともメダルを見たいのか 本当はどっちなんだろう?
透明性を重視した評価でメダルがまったく取れなかった時、透明性を求めたボクらはその責任を負うんだけれど・・・

それでもなお、政治的・偏向的かつ専門家の目を信じるよりも透明性を求めるのだろうか?


●最後に。

 選考4レースで決めるなら、今後「選考会」などいらないわけですよな。
 自動的に決まるんだから(笑)
 
 ホントにホントにそれでいいのか?


☆  ★

欧米では、選考会に選手が入るようになってるんだと報道で聞いた。
「自分たちが選ばれたい基準で選ばれたい」という流れなのだそうだ。

これまた、4レースのタイムだけで決めるという評価方法に比較し、透明性が低くなる気もするが、専門家の見識が活かされる分、まだマシか(ニガワライ)

★  ★  ☆  ☆

いや、本当に悩ましい選考結果だったわ と思ったのです。
透明性による納得性を重視したという結果は少しも納得性を得られなかったという矛盾、その矛盾をボクらが一人ひとり抱えたのではなかったのでしょうか。

いったい、合理的な選考 と 専門家の見識による選考 とボクらはどちらを欲しいのでしょうか。
更に、納得性ある選考 と オリンピックでのメダル とボクらはどちらが欲しいのでしょうか。

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2004.03.04

松浦亜弥のグリコのCM。アップされましたぁぁ♪

あややの超話題のグリコ・プリッツのCM。
昨日から?オンエアだすね。

さすがのグリコ!ホームページも速攻アップされてました。
「あややのおでこ必見!」だそうです。


     ■松浦亜弥 :ツップリどすこい篇 (30秒)
       ●CMコンセプト:2004年のCMコンセプトは、“青春の相撲部”。←わはは
       ●振り付け : ラッキー池田

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2004.02.28

高校生の生活と意識-男の子が弱い理由-

日米中韓の高校生各1000余人に対するアンケート調査のおまけ。補足。

 まえの記事は2つです。 ●男女意識編  ●規範と欲望編

 
☆  ★

Q男の子が弱いと感じるのはなぜ?
(男の子が弱いと感じている人のみ。「まったくそう思う」「そう思う」の合計の比率))

    日本             アメリカ      中国           韓国
1位 自分の意見をはっきり 責任を果たそうと 頑張らない     責任を果たそうと 
    言わない         しない                     しない
     (49%)          (63%)       (38%)        (51%)
2位 消極的な態度      頑張らない    男子が女子に     消極的な態度
                               譲るから 
     (40)            (49)        (37)          (45)
3位 行動しない       なんとなく陰気   自分の意見をはっきり 頑張らない
                               言わない 
     (37)            (37)         (37)          (34)
4位 おとなしい        無気力       責任を果たそうと    行動しない
                              しない
     (29)            (36)         (36)         (33)


☆国によって「男が弱い理由」にバラツキがあって、おもしろいなととりあげたのですが、アメリカ・韓国で1位の「責任を果たそうとしない」は日本では7位。
ましなのか、「責任」という概念が希薄なのか(苦笑)

 
☆なんとなくですが、日本では男らしさは「具体」ではなく「イメージ」ですかもねぇ。


【追記】
☆「頑張らない」も日本は上位に出てきません。日本は26%で8位。
「頑張れば報われる」が終わったこの日本で、少なくとも「自分の意見をはっきり言え」とじょしぃ~(るび:女子)からは迫られているわけですよ、男性諸君っ!

えっと、男をやめる方法、ありませんかね?(泣きながら訴える)

 
★  ★  ★  ★

このアンケートの問いは「男が弱い理由」ですが、「社員が上司を頼りないと思う理由」を聞いても、もしかしたら同じかと思ったりしましたですねぇ、わはは

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2004.02.27

高校生の生活と意識-規範と欲望編-

社会が壊れていってると思う部分と「やぁ、かわりませんな」という部分が激しく混在するアンケート結果。
その後編。

  ・前編の男女意識編は1つまえの記事にあります。 

---------------------------------------------
日米中韓の高校生各1000余人に対するアンケート調査
アンケート結果そのものはここ
各国とも2003.9-10月実施。
---------------------------------------------


☆  ★  ★

高校生の次の行動をどう思う?(「よくない」「本人の自由」「悪くない」「よい」の4択)

     
             日本     アメリカ   中国   韓国
先生に反抗する  本人の自由 よくない   よくない  よくない
             (51%)    (54%)  (69%)  (81%)
親に反抗する    本人の自由 よくない   よくない  よくない
              (55)     (52)    (70)   (84)
学校をずる休み   本人の自由 本人の自由 よくない よくない
              (67)     (47)    (79)   (75)

   ☆いやぁ日本は自由ですなぁ~~(滝汗)

 

偉くなると責任が多くなるから嫌だ(「全くそう思う」と「まぁそう思う」の合計)

●●●●●●日本(56%)
●●●アメリカ(29)
●●●●中国(43)
●●●●韓国(43)

  ☆組織がこわれていく・・・・・・・


将来自由気ままでいたいので、正式な就職をしたくない(「全くそう思う」と「まぁそう思う」の合計)

●●日本(16%)
●●●●●●アメリカ(58)
●●●●●●●中国(68)
●●●韓国(29)

  ☆フリータにしているのは誰か・・・・・・


競争のない社会に生まれたい(「全くそう思う」と「まぁそう思う」の合計)

●●●●●●日本(61%)
●●●●●●アメリカ(62)
●●●●中国(39)
●●●●●●韓国(59)

  ☆疲れてますね。


食べていける収入があればのんびり暮らしたい(「全くそう思う」と「まぁそう思う」の合計)

●●●●●●●日本(73%)
●●●●●●●アメリカ(73)
●●●●中国(39)
●●●●●●●●韓国(79)

  ☆疲れてますねパート2。
   ッテイウカァ、競争の時代はもう終焉かも?


全体としてみれば、ワタシは自分に満足している(「全くそう思う」と「まぁそう思う」の合計)

●●●●日本(36%)
●●●●●●●●アメリカ(83)
●●●●●●中国(55)
●●●●●韓国(48)

  ☆自己肯定感欠如。
   ッテイウカァ、昔からの日本人の姿がここに?


私は目立ちたいほうである。(「全くそう思う」と「まぁそう思う」の合計)

●●●日本(32%)
●●●●●●●●アメリカ(79)
●●●●●●中国(56)
●●●●●韓国(48)

  ☆昔からの日本人の姿がここに?パート2

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2004.02.25

高校生の生活と意識-男女意識編-

おもしろいなぁ、この調査結果♪

---------------------------------------------
日米中韓の高校生各1000余人に対するアンケート調査
アンケート結果そのものはここ
各国とも2003.9-10月実施。
---------------------------------------------

あまりに面白いので、男女系と将来意識系の2回にわけて調査結果をピックアップ。


★  ☆  ☆

■あなたのクラスでは男女どちらが多い?

                        日本      アメリカ      中国  
自分の目標をもってがんばっている  ▲どちらとも  ○女      ▲どちらとも
                         (47%)    (50%)      (52%)
クラスのリーダー             ○女      ▲どちらとも    ○女
                         (42)      (36)       (61)
授業中良く手をあげる          ▲どちらとも  ○女        ●男
                         (41)      (43)       (41)
校則を守らない              ○女      ●男      ▲どちらとも
                         (41)      (61)       (43)
喧嘩が強い                ▲どちらとも  ●男      ▲どちらとも
                         (41)      (63)       (48)


■次の項目は男のイメージ?女のイメージ

              日本     アメリカ    中国      韓国 
元気な       ▲区別できない ●男     ●男       ●男
              (53)      (54)     (56)       (47)
情熱的な      ●男        ○女    ○女       ●男
              (42)      (73)    (36)       (42)
責任感が強い   ▲区別できない ○女     ●男    ▲区別できない
              (43)      (57)     (43)       (41)
頑張りや      ▲区別できない ○女     ○女       ●男
              (49)      (34)     (45)       (57)
頼りになる     ●男        ○女     ●男       ●男
              (55)      (45)     (51)       (59)
おとなしい     ○女        ○女     ●男       ○女
              (53)      (35)     (33)       (51)
創造性がある   ▲区別できない ○女     ●男     ▲区別できない
              (54)      (51)     (47)       (49)

  ☆日本は男女差が実体もイメージもなくなってますねぇ
  ☆「情熱的」って 男のイメージなんですか。そうですか。
  ☆アメリカって凄い国ですなぁ~~。


■あなたはいままで異性に愛の告白をしたことがあるか?

     日本   アメリカ   中国   韓国
ある   51     58     28     48
ない   49     36     67     52


■上記質問である人のみ。どういう方法で告白した?

     日本   アメリカ     中国     韓国
1位 会って直接 会って直接 会って直接 会って直接
      (38)    (62)    (34)     (38)
2位 メールで   その他    手紙で    電話で
      (27)    (23)     (17)     (17)
3位 電話で    電話で     電話で   手紙で
      (19)    (7)      (16)     (15)
4位 手紙で    手紙で   友人を介して メールで 
      (10)    (4)      (13)     (12)


  ☆いやぁ、日本の「メールで」の多さにぶっとびますなぁ。
  ☆それにしても アメリカの「その他」って????

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2004.02.24

アルバイトと正社員の間

X *ole.netさんの記事。

[ X *ole.net: フリーターが多いのは企業にも責任がある。 ]
社員でしかできなかった仕事の多くをアルバイトに任せている企業が多いのではないだろうか?

★  ☆

仕事内容に差がなくなり、雇用形態が正規か(るび:社員)非正規か(るび:フリータ)と分けられつつある状態はどう秩序がついていくんだろう。

X *ole.netさんが書かれているAさん(吉野家)の場合、正社員よりもフリータのほうが収入は良い。
それはそれで秩序があるってことでもある。

でも、そういうケースはめずらしいだろう。
正社員のほうがフリータよりも収入が良く、しかし仕事内容が同じかもしかしたらフリータのほうが良いケース。
加えて短期の成果主義だとかを運用している企業の場合・・・・
これって、どう秩序がつくんだろう。

実は現場の正社員は、「フリータのほうが良く働く。能力がある」とわかっていて肩身を狭くしているケースもある。

こうなると、更に事態はややこしい

☆  ★

混乱期とはいえ、いや混乱期だからこそ不思議な状態。

発明対価訴訟どころか労働対価で訴訟問題になったりするほうが、この混乱ぶりが明らかになって良いかもとふと過激に考えてしまう。

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2004.02.20

日本人よ。仕事幻想を捨てよ・・ってか!?

やや古新聞。

2003年2月-6月に、日本・韓国・アメリカ・スウェーデン・ドイツ5カ国の18才から24才までの青少年1000人を対象に個別面接で実施された「第7回世界意識調査」より。

   tanaBLOG: 第7回世界青年意識調査
    ↑ここのBlogで職業観以外の項目に所感を述べてられます♪


なかなか興味深いです。

■仕事を選ぶときに重視すること【Q23】

          1位       2位     3位     
日本      仕事内容    収入     労働時間
          67%       65%     45%
韓国      収入       将来性    仕事内容
          65%       49%     43%
アメリカ    収入        労働時間  職場の雰囲気
          84%       70%     66%
スウェーデン 職場の雰囲気  収入     仕事内容
          78%       75%     65%
ドイツ     収入        仕事内容  職場の雰囲気
          65%       63%     50%

  ★アメリカの「仕事内容」は4位なのです。

 

■職場生活の満足度(満足+まぁ満足)【Q22】

●●●●●●●69% 日本
●●●●●●●70% 韓国
●●●●●●●●82 アメリカ
●●●●●●●●83 スウェーデン
●●●●●●●●●86 ドイツ

 

■1回も転職経験なしの比率【Q21】

●●●●●●58% 日本
●●●●40 韓国
●●●29 アメリカ
●●●33 スウェーデン
●●●●●●58 ドイツ


日本人、まじめ♪

で、これに職場生活の満足度の低さをあわせると、まじめな若い人たちにまともな仕事を与えてないのが日本の会社ってわけですか?

それとも若い人たちのほうが、「仕事内容」などに期待するような幻想・ファンタジーを捨てるべきなんでしょうか。

-----------

■追記 2004.2.24
関係記事だったので、Nitty-Grttyさんの韓国の希望勤務期間よりをトラバさせていただきました♪

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2004.02.18

セブンイレブンのCM~好きですこれ!

セブンイレブンのCMが流れてます。

[ Seven-Eleven Japan ]
「ありそうでなさそうな」「あったらイイかもしれない」などの様々な会話を描いています。


4つのCFはどれも「ほっこり」させてくれて好きです。
なかでも「肉まん」編がいいなぁ。


「肉まんください」『おいくつですか?』
・・・・
「いくつに見えますか」
・・・・・・・・
・・・・・・・・
「えへっ」「へへへ」「あはははは」


つながりを感じる。という記事で紹介したネッスルのCMと同じテイストの方向で良いです。なごめます。

こういうCF作品をもっともっと企業がつくってくれて、「つながりの社会」を啓蒙してくれるといいな、と考えてました。

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2004.02.16

ウッドワン(WOODONE)のCM

井上和香のCM、新作になってますね(って、テレビをあまり見ないので最近ながれはじめたのかどうかわからないけれど)


ネットにおいてあるのですが、悲しいくらい小さい。悲しいくらい画像が悪い。
このURLに前作・新作ともおいてあります。


そそ、ウッドワンの表紙のフラッシュにチラリと前作の大判が流れるのですが、これくらいの大きさにしてくれればなぁ。

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2004.02.15

IBMのCM~Cafe Societyシリーズ

「頭の上を何十億ドルが飛び交うんだ。」「頭、気をつけろよ。」

★  ☆  ☆

なかなか、テンポの良い会話で、いい作品だなぁと思ったんだけれど、どうでしょう。
このURLでCafe Societyシリーズの3つの作品を見ることができます。


3つのうちボクのお気に入りは1行目に書いた台詞がある
エピソード1・「セキュリティー」篇です♪

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2004.02.14

特許法改正~発明対価に見る企業と働き手の関係

なんども言及している件。
落ち着いたら書こうと思っていたのだけれど、古新聞にもほどがある状態になるので、バタバタとカキコ。

日経新聞、ようやく平静を取り戻した様子(爆)
2004.2.11朝刊3面より。

企業内研究者への発明報奨を考えたとき、問題にすべきは、本来は雇用の需給などで決めるべき研究者のインセンティブを裁判所に委ね、裁判官が口を挟まざるを得ないほど廉価な報奨でお茶を濁してきた産業界の実情だ。
 報奨裁判は処遇に不満を持った研究者が金銭補償を求める「組合の出てこない労働裁判」(ある裁判官)。相次ぐ企業敗訴は人事管理の失敗と同義ともいえる


そうそう、まさにここ。

発明対価の問題は内部告発の1つですよね。
記事にあるように「裁判官が口を挟まざるを得ない」状態であったわけで、企業サイドの狼狽ぶり(そんなに研究者に支払わなければならないなら企業経営が立ちいかないなど)を示す180度間違った発言が経済人から飛び出すことに、どうしようもねーな という感じを抱かざるを得ない。

「人事管理の失敗と同義」との記事は、文脈からは数行抜けているが、まったく正しい捉えだわ。


しかし労働組合から今回のこの件について発言が目立たない(少なくともまったく見なかったよん)のはどうしたんだろう。
記事にあるように「組合の出てこない裁判」で良いと考えているのだろうか。

公平公正に組合員を考える労働組合は、図抜けた社員の問題に対応できないってことなんだろうか?
もしそうなら、多様性の時代にますます取り残されてしまうんだけれど、いいの?

☆  ☆

記事はこう続く。

青色発光ダイオードを巡る二百億円判決の衝撃は大きかったが、最高裁は昨年春、企業が一方的に決めた報奨を司法判断で増額できるとの考えを示していた。人事管理のまずさを棚に上げて、巨額判決に反発するのは筋が通らない。
 ダイオード開発者は米国に渡った。頭脳流出をくい止める企業努力が必要だし、不明確なルールのために裁判が頻発するのは本末転倒だ。

(編集委員 三宅伸吾)

企業と研究者、企業と社員の間に司法が介入せざる場面が今後ますます増えてくるんだろうか。
その事は「人事管理のまずさ」であり、それをうまくコントロールもフィードバックもできない「労働組合」の問題であり、まさに本末転倒な事態なのだけれど。

日経新聞が正常化したように(わはは、これから三宅伸吾というこの編集委員のコラムには注目しようっと)、でっかい会社の人事管理も正常化しないと、企業は消滅する(←ノストラダムスの大予言)

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2004.02.06

企業と働き手の新しい関係~テーマを楽しむ、課題に帰属する。

青色LED訴訟でいろいろ書いてきたのは「企業と働き手のこれから」を見る前振りだった(笑)
そのつもりだったのに、忙しさと青色LEDネタが自分の中でもベタ化してしまい(わらい)、書くタイミングを逃してしまった。

ようやく、本題。企業と働き手のこれからの関係の兆し/ウォッチング。

★  ☆

充分古新聞になってしまったけれど、1月30日日経新聞の連載「新会社論」に取り上げられていた製薬会社イーライリリーの研究開発サイト「イノセンティブ」の記事。

 世界をまたぐ巨大研究所が膨張を続けている。ロシア人、インド人、そして日本人。“所属”する研究者は四万六千人にのぼり、日本最大級であるNTTの研究所の十五倍。そこに毎日、数百人が加わる。米製薬大手イーライリリーが二〇〇一年にインターネット上で始めた研究開発サイト「イノセンティブ」だ。
 仕組みは簡単。研究開発上の課題をサイト上に提示し、事前登録したソルバー(解決者)と呼ばれる研究者たちが知恵を絞る。すぐれた解決案を寄せると、一万ドル(約百五万円)以上の報奨金が贈られる。

Linuxの開発方法をきっとモデルにしたのだろうと思うのだけれど、Linuxは個人発。この研究開発サイト「イノセンティブ」はイーライリリーという企業組織発。

それでも、研究者・技術者はLinuxの時と同じように反応するようですね。

 イーライリリーには六千人の科学者がいるが、それでも世界の医学研究者の一%以下。「外部の頭脳を共有し、研究速度を上げる」と事業責任者のダレン・キャロルは言う。このサイトを使って「問題」を出したいという企業も増え、最近、日本の化学会社と製薬会社が参加を打診してきた。
 社内の英知を集めても解けなかった難問が、あっさり解決する例も多い。答えは意外な場所からやって来る。細胞の毒性にかかわる課題を解いたのは元研究者の米国人主婦。本来の毒性学でなく、数学を駆使して解決策を導き出した。これまで最高の報奨金を手にしたのはポーランドの化学者で総獲得額は十五万ドルだ。

☆  ☆  ★

いったいなにが起こってるんだろう。
まったくランダムで裏付け無しだけれど(ニガワライ)、考えてみる。

□研究領域が細分化されて研究課題の解決のために多くの研究者が必要となり、解決策が企業の外にあるケースが多くなった。例えば引用したように主婦がそれを持っている場合だ。

これが大げさな一般的な捉えだろう(笑)

★  ★  ★

少し奥行きに入るとこんなことになってやしないか?

□研究者のインセンティブは実は「課題」、つまり仕事。おもしろそうな仕事が与えられれば、それに吸い寄せられる。しかも、おもしろければ面白いほど、優秀な頭脳が吸い寄せられる構造。
そもそも研究者にとっては、組織(企業)は二の次。テーマ(仕事)第一、という精神構造なのだ。
いやいや、研究者だけではなく人はみんなそうなんだろう。

□過去、興味深いテーマ(仕事)が与えられるもっとも効率的で刺激的な場が学会であったり、企業組織であったのが、インターネットによって世界から与えられる構造になった。
ボクらはモチベートされる課題をついに世界から得られるようになったんだ

□そんな大げさな捉えをしなくてもボクらの日常に「なぜかモチベートされて課題解決にやっきになっている自分」を発見することができる。
「ダウンロードするのはどうしたら良いんでしょう」というFAQに対して、「それって、こうしたら解決できるよ」とやってるんだから。

★  ★

前提としての「カネという報酬」の問題はある。
あるんだが豊かになってきたからこそ、「企業が提示するつまらない仕事・課題」にそっぽを向き、世界が与えてくれる「萌え課題」にボクらはモチベートされる。

糸井重里の「欲しいものが欲しい」は見事に成熟時代の「消費」の問題をスケッチしたけれど、萌え要素がなくなってしまった「研究や仕事」もとうとう「欲しいものがないなぁ、・・・ん?・・・うぉぉぉぉぉお、こんな課題があるのか、・・・ふむ・・」と自分の欲しい課題が世界から与えられる状況になってきてるんじゃないかなぁと感じる。

そんなこんなで、ボクらは「萌え仕事」を企業組織よりも外から与えられるようになっている。
企業が働き手を吸引するには、魅力的な仕事をどんどん創出するしかなくなっている。

が、そう簡単に魅力的な課題は発見できませんですよな。

結局最大の問題は、イーライリリーの「イノセンティブ」のその前、「イノセンティブ」という研究開発サイトにテーマアップするための「それ」をどう創出するか、そこに22世紀も企業が存続しうるかどうかのカギがありますよな。

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2004.02.02

企業と働き手の新しい関係~日経新聞必死♪

青色発光ダイオード訴訟について、日経新聞のコラム「発明の対価」の続きが昨日に続き今日の朝刊に載っている。

 ☆昨日の抜粋はここ

★  ★  ☆

いやまぁ、凄いですねぇ。この反発。
これほど反発する日経もめずらしいんじゃないのかなぁ。

■コラム「発明の対価・下」より。

(アメリカでは)研究者の場合、職務上の発明の取り扱いを決めるが、発明は会社に帰属するとの契約が多い。今回の訴訟のように、職務発明と明らかなものの帰属を巡る裁判が起きる土壌にはない。休暇中に思いついた発明など「職務発明かを争うケースはある」(米国弁護士の庄子亜紀氏)が、少数派だ。

アメリカの企業と研究者の契約という事態について、まったくボクはしらない。
この部分のポイントは「土壌にない」だろうな。

中村氏の場合、社長命令「その研究をやめろ」と言われてなお続けたんだから、アメリカでも「契約に基づいて」(笑)とっくにクビなのかもしれない。

まっ、いいや、
この段落は、へぇ~アメリカってそうなの ですね。
契約に基づいてるんだからそうなわけね ということ以上でも以下でもない。

続いてこんな段落が来る。

報酬についても契約に基づき、出願・成立時に一定額を支払う場合が多い。業績に結びついたとしても現金で百億円を超えるような巨額報酬を払うケースはほとんどない。
  「ほとんどない」ですね、はい。
今回の中村氏の200億円支払いなどという事態は、アメリカでもほとんどないに決まってる(爆)

中村氏の事態が「まれ」なのか、それとも「良くありそうなコト」なのかをどうして識別して比較しないんだろう。(答えは決まってますけど・・プロパガンダプロパガンダ)

今回の中村氏の青色LEDのようなノーベル賞級大発明について、中村氏自身の言葉として「相当の金額をもらっただろう?と聞かれ、2万円と答えたら 外国人から奴隷!と言われた」というコメントも載っている。(たとえば、ここ

なのに、一般的な発明のケースを取り上げ「一定額を支払う場合が多い」とか「ほとんどない」とか、こういう表現を日経新聞が使うのはある意図が働いているとしか思えない。(または記者が稚拙か、どっちかっすね)

「ほとんどない」という表現は「まれではあるがある」というコトですよん


あと、最後まで行きましょうか。

ただし、出願・成立時の報奨金が一律でも、その後の事業・利益貢献度は別の形で研究者の所得に反映される。有力な発明をすれば人事評価が上がり、昇進に伴って多額の従業員向け株式購入権(ストックオプション)を得られる。こうした仕組みに不満があれば、自ら起業する道もある。
 米国から見れば、巨額な発明対価を争った今回の訴訟は特異な事例といえる。

ストックオプションは既に限界が見切られ、制度廃止をする大手優良企業がアメリカに多くなっているとか、日本には「起業の難易度がアメリカに比して極端に高い」とか、既に常識となっていることをまったく無視し、最後に「特異な事例」とおさえ込もうとする。

やれやれ。

がんばれ、日経。日本経済新聞。
もっとちゃんとした論理で、企業擁護をしないと、有能な日経記者・社員が辞めていくぞ。

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青色LED訴訟の新聞記事・社説追加

青色発行ダイオード訴訟に関する 新聞社社説の追加。

■毎日新聞  ●特許訴訟 企業も研究者も意識改革を

[ 毎日 ]
 裏返せば、研究者も権利意識に目覚めなければならないということだ。今後、産学協同による技術開発が活発化するとともに、大学での特許の扱いにも、同様の考え方が必要になるだろう。
 この問題は技術の世界にとどまらない。日本の金融産業がバブル崩壊以降、世界に大きく後れを取ったのも、為替・資金取引や新商品開発にかかわる金融工学など専門性を有する人材が優遇されなかったことも一因だ。必要な人材が外資系に流出しても手をこまぬいていたのが現実だ。 
 経済活性化の元は人材だ。才能を大事にすることが、長い目で見て、技術を生かすことになる。


いんやぁ~凄いねどうも(笑)
研究者の意識改革というタイトルが目につき、「200億?守銭奴かっ!」てな社説かと思っていたら「他の研究者も権利意識の目覚めよ!」だった。

メジャー紙で一番過激か。 <好きよ♪


■新聞他紙の社説をピックアップした記事
http://ono.cocolog-nifty.com/test/2004/01/led_1.html

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あとで読むためのメモ

[ Orbium: 効率化は良いことか? ]
効率化は良いことか?

   ●もと記事: 「効率化しすぎると、作業が遅くなり変化にも対応できない」とトム・デマルコ氏

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2004.02.01

スタジオジブリのハウス食品CM

スタジオジブリ(宮崎駿氏)がつくった、ハウス食品のCM流れてますねぇ。

   ■ハウス食品~おうちで食べよう~道草編とソリ遊び編

ほっこり懐かしいいつものスタジオジブリらし~い作品。

☆  ☆

検索してたら、2003年6月に
人工事実-ARTIFACTさんがが記事にしてたのも一緒に検索にかかりました。

   ■ハウス食品のスタジオジブリCM

既視感っていうのね。そうそう既視感がいいのよね♪ <と、ARTIFACTさんの記事に向かって同意(笑)

☆  ★  ★

このCMの音楽、どなたかご存じありませんか?
この曲、知ってるのだけど・・・・大貫妙子?違うのかなぁ。
曲名をどなたかご存じならコメントでおせ~て♪

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企業と働き手の新しい関係~青色LED訴訟

日経新聞は、企業との関係が濃密なのだからしようがない構造があるが、「脅しのプロパガンダ」「脅しのマネジメント」で、「新しい企業と個人の関係形成の芽」を摘もうと躍起になるのは如何なものかと思うのですよ。

今日の日経朝刊。5面コラム「発明の対価」より。

「毒にも薬にもなる判決だ」。半導体の研究者として日立製作所に勤めた湯之上隆同志社大学COEフェローはこう語る。十五年間の日立在籍中に二十件前後の特許を海外で成立させたが、報奨金は年五万―十万円。判決に快哉(かいさい)を叫びたい半面「二百億円となると個人プレーに走る技術者が増えかねない」と懸念する。

個人プレーに走る技術者ってなんだ?

「金儲けをしたい技術者が、カネになりそうな研究領域に集中したい」と動機づけされるなら、企業もそれを望んでるんだから、企業と研究者の利害が一致していくわけで、別になにが問題があるのだろう?

カネが社会秩序を生むというのが、アダムスミス様の大発見で(笑)、だからこそ世界はここまで自由と豊かさを享受できたのだろうに。 

日経の、この脅しのプロパガンダはまだ続く

成績優秀者への報酬が膨らめば、成果の乏しい人は報酬や処遇が脅かされるかもしれない。実際、研究者の一部を営業現場などに回す企業は少なくない。
スター研究者が与えた「夢」は、多くの研究者に厳しい現実を突きつけてもいる。

研究に運・不運がつきまとい「成果の乏しい人材かどうか」の見極めが難しいことがコトの本質なのは、今回の青色ダイオードの例を引くまでもなく常識。


だから「成果の乏しい人材」かどうかは、特定できないんだ。

もう頭が悪くてうんざりって話になりますけれど、予定される成果が出るなら、それを創造とか発明とか発見とか言わない。
だから、論理的・合理的に「発明・発見がこれから未来にできる人材」と「成果が過去乏しい人材」はまったく関連がない。

ノーベル賞をとった田中さんでボクらはそれを学んだじゃないか。

「成果が出ないなら給料を下げるぞ」というようなマネジメントを研究者に対して実施したら、研究者はビクビクして未来が偶然の中にある画期的な研究をしなくなる。

そんな会社はとっとと辞めるべきですね。そんな企業には未来がないと論理的に確定したようなもんですから。

☆  ★

てなわけで、「企業の選別」は、これまでは「市場から突きつけられていた」わけですが、今回の事態で「内部の研究者からも突きつけられる」ってことになったわけで。

甘えてきた日本の企業が、グローバル化で鍛えられ、そして基礎研究でも鍛えられる構造。
いーですね、とっても(笑)

未来は明るい♪
確実に明るい♪


★  ★  ★  ★  ☆

この記事関係、しばらく続く予定です。
内容が堅いし「企業なんて、カラスの勝手でしょ」と既に見破っている人には「なにをいまさら」と思うんでしょうねぇ(T.T)

ごめんなさい。

☆  ☆

■青色LEDをネタに「会社と働き手の関係を考える」関連記事(全部最近のです、でボクのが多い・・・コラコラ)
働くということ~青色LED訴訟をどう感じるか【外伝】
働くということ~青色LED訴訟をどう感じるか
働くということ

「子供たちが科学に夢もてる」 青色LED訴訟の原告

青色LED訴訟200億円支払いblogウオッチ

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2004.01.31

働くということ~青色LED訴訟をどう感じるか

働く個人と会社という視点で見ると、この「青色発光ダイオード訴訟裁判で200億円支払い命令」って判決、めちゃくちゃ面白いと思います。

どう考えても(爆)、この記事長くなるので、2回にわけないとダメかもと既に書く前から思ってます。

まずは、反応がどうなってるか。カズミックスさんがblogを検索してくれてる。

カズミックス: 青色LED訴訟200億円支払いblogウオッチ

内容読んでいると、技術者という立場の記事、企業側の立場からの記事、個人からの立場の記事でそれぞれ「裁判結果は妥当」「いや変だ」にわかれます。

カズミックスさんが引用した記事の中ではとりわけ SmokeWollesさんの記事がおもしろかった。
特に2ちゃんの引用は、200億円に目がくらんだコメントやらがあり笑えます。
SmokeWolles 

★  ☆

もう1つ面白いのは、新聞の社説です。
ボクの手もとには朝日新聞と日経しかありません。

どなたか、読売・サンケイ・毎日各紙の社説の「タイトル」とどちらに肩入れしているかの「ポイントとなる文章」を、コメントで教えてくださ~い。


■日経新聞・社説 ~●社員への巨額発明報酬判決の衝撃
先進国でもっとも審理が遅い、賠償額が少ないと批判された日本の知財訴訟。突然、報償額だけが突出した米国流の特許重視判決は少し飛躍がある。

■朝日新聞・社説 ~●すぐれた発明に手厚く
これからの企業にとって何よりも大切なのは、独創的な発明や独自の技術だ。会社に大きな利益を生む優れた研究者や技術者に手厚い報酬を与えることは、日本経済の活力の回復につながる。


さっすが、日経。産業界の味方(爆)

朝日は、明らかに中村氏側、個人側。
他紙はどうだったんだろう。


☆  ★

この東京地裁の判決をどう見るか、実はマスコミは揺れている感じがする。
つまり、ボクらの意見の持ち方で、マスコミの論調は変わる。
そのマスコミの論調で今後の「会社と社員の関係」がどちらかに振れていく。

そして、それが今後の「会社による個人の扱い方」「個人の会社での振る舞い方」が変わる。
ボクら一人ひとりの感じ方が大事だと思うのです。

さっ、ボクら「今回の判決を妥当と見るか、200億円はやりすぎだろうと思うか」、どっち?

★  ★  ☆

ボクは、まったく妥当という立場です。
ボクの師匠筋の言葉にこんなのがあります。

経営陣は社員に対してまったく横暴でもかまわない。 但し条件がある。 社員が会社を自由に辞められること。 その保障と社会システムが整備されていることだ。

社員が企業と同じ立場で振る舞えるかどうかを考えてみると、いまは明かに企業優位です。
労働市場がゆっくりと流動化し会社を辞めることに対し世間の白い眼こそなくなりましたが、でもなお、ボクらが気軽に会社を辞めるという状態にはなっていません。
社会システムはそこまでまた成熟してない。
(そういう社会になるべきかどうかは議論があるはずですが)

研究者を、社員を、いままで拘束できていたという企業側の古い価値観が、今回の青色ダイオードの判決に対しての企業の反応からボクには透けて見えるような気がします。

☆  ★  ★

来るべき「社員をお客様のように扱うべき時代」
その方向に向かっているという象徴のような判決とボクは思ってます。

ちなみに「お客様」と扱われるようにボクらも頑張らなければならない時代であるのが、しんどいですけどね。

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働くということ

日本経済新聞の朝刊で「働くということ」という連載をずっとやっている。
一昨日からは「この人に聞く」。
有識者のインタビューの連載がはじまった。

昨日は村上龍、今日は玄田有史だった。
玄田有史の「仕事の中の曖昧な不安」は良い本だった。

今日の玄田氏のインタビューからポイントを。

「(自分の希望する仕事がわからない人が希望する仕事を)どう見つけるか。自分でとことん悩むしかないが、自分を鏡で見ているだけでは無理。カギになるのは社会学で言う『弱い紐帯(ちゅうたい)』だ。
自分とは違う生き方、価値観、働き方の人たちとの緩やかなつながりを持つ中で、初めて『こういう生き方があるんだ。自分にもできるかもしれない』という可能性が見える。たまにしか会わないが、信頼できる人間関係をどう築くか。政府の雇用対策ではない。自分でできる対策だ」

弱い紐帯(るび:ちゅうたい~つながり)とは、Granovetterのネットワーク論で「日頃あまり会わない人とのネットワークの方が効果する」という理論。

さっすが玄田さん、と言いたいところだが、この仮説はきっと全然違う。

弱い紐帯をはりめぐらしていたとしても、ボクらが出会える「異質な働き方」のモデルや背中が少ない。一人ひとりを細かく見ると同じサラリーマンでも違うけれどその差はわずか。
そんなわずかな差を「めったに会わない弱い紐帯のネットワーク」で識別できるわけがない。

ボクらが出会える働き方に多様性がないのだ

★  ☆

社会人になって、初日、2日目と通勤していて背中にイヤな汗が流れたことがある。
通勤で同じ車両に乗ると同じ顔ばかり。

ボクは「えっ!?これを一生繰り返すの?」とゾッとした。

プロ野球の選手のスイングも日本は型にはめようとするのだとどこかで聞いたことがある。
だから、大リーグのような個性的なスイングは見られない

規則だたしく、集団規範を守る。
それがボクら日本人がうまく生きていくための暗黙のルール・文化だったのだからしようがない。

以前も書いたけれど、日本人に個性がないのではなく、物理的な空間が狭いから集団準拠にならざるをえなかったんだろうと思っている。

☆  ★

さて同じ日経の中で玄田氏のインタビューに良い言葉だな と思ったのはここ。

「これからのキーワードは『育成』だ。一人前にする、一人前になってみせるという価値観。不況下でも伸びる中小企業の経営者は『そんなにカネは払えないが、お前をちゃんと一人前にする』と従業員に言い、信頼関係ができている」

おまえを一人前にする。なかなかいい言葉だわ。
こういう言葉を言える人、自信を持った上司が少なくなったもんな。

でね、毒吐きますが(ぴゅっぴゅっ)

根本の問題はきっと「一人前にしてやる」という自信を持った上司が少なくなったのが「働く意味を問うてしまう人が多くなった原因」なのですよ。

だから、この玄田氏の提案はトートロジーなのだわ。
まったく解決策になってない。

「自信を持った上司」がとにかく必要。ホントに必要だと思う。
で、上司が自信を持つための環境づくりが必要で・・・・成果主義なんてやってたら上司はビクビクしてしまい、ますます自信をもてなくなる。。。会社、終わっちゃいますね。。。

終わっちゃうよ~~~~っ。

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2004.01.25

もう一丁CM♪北川えりの挨拶だけでも(笑)

さきの記事で三菱自動車のCMを「いいぢゃん」と記事ったので、もういっちょ車で。

トヨタ・ゼロ・クラウンです。

リンク先をぶっ飛んでいって
下・左のTVをクリックしてください。

●北川えりが、時間帯ごとに異なる挨拶をしてくれます。
 ボクは夜と深夜しかまだ確認してません。

 朝、早起き出来るかた(おおん、早起き、念願の早起き、おおん(T.T))、
 早朝版はどうなってるか、ご確認の上、おせーてくれるとうれしーです。
 
 おながいします。

●めちゃくそ、きれーな動画です。
 きれ~~。

 おながいします。

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負けず嫌いのみなさんへ♪

大阪国際マラソンは、なんと意外にも、坂本直子が優勝しましたねぇ、
ボクは渋井を応援してたんだけれど。残念

ところで、番組を提供していた三菱モータースのCMにニヤッとしてしまいました。

     負けず嫌いのみなさんへ

なかなかのコピーだわ。

シナリオも 若者、老人、そして最後に女性がさっそうと登場する展開にも、ニヤリ。
三菱のホームページの構成が悪くてなかなか見つけられませんでしたが。

あったぁぁぁぁぁぁぁぁ♪


  三菱自動車「二人の競争編


大田区の雪が谷大塚駅周辺・西馬込での撮影だそうで。

クラプトンのレイラも相変わらず良いわん♪

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2004.01.16

オタク&レッシグ&動物化に興味ある人用のメモ

タイトルでピンッと身体が反応する方のみのメモ(笑)

ARTIFACT-人工事実-さんのメモにあった白田秀彰氏のエッセー
エッセーだから良いのかもしれないけど、思考がこんなに蛇行しているのをネットにあげちゃって本当によいの?と思うくらい面白かった♪ <オタク3世代&動物化&国家・法

★  ☆

●インターネットマガジン2月号に掲載されたレッシグのインタビューPDFを、ARTIFACTさんがあげてくれてます <12日付けの記事の中なのですけれど。

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2004.01.13

優秀な人ほど儲からないの法則(爆笑)

ひろゆきさんの元祖しゃちょう日記にめちゃくちゃおもしろい、
(モニターの前で腹から笑った。がはは)
コメントを見つけたので(気づくのが遅い!)、
まるまま引用。引用が過ぎてごめんなさい。
念のため(念のため?)、トラックバックしておきます

風が吹けば桶やが儲かるよりも、ありそうだし、あたってそうで、お腹を抱えることができまする。


[ 元祖しゃちょう日記 : 優秀な人ほどうまくいかないの法則 ]
オフトピック気味だけど、「優秀な人ほど儲からない」という法則の証明ってのを見つけたので貼ります。



--------------以下コピペ----------------



この法則が成り立つことは、誰しもが真であると認める次の二つの仮定から導き出された方程式により、証明された。以下にその解を示す。



 仮定1: 知識は力なり

 仮定2: 時は金なり



すべてのエンジニアと科学者が知っての通り、次の等式が成り立つ。



 力 = 仕事 / 時間

しかるに:

 知識 = 力

  かつ

 時 = 金



よって:



 知識 = 仕事 / 金



これを金について解くと、次の式が得られる。



 金 = 仕事 / 知識



したがって、知識が0に近づくにつれ、なされた仕事に関わらず、金は無限大に近づいていく。



結論: 知っていることが少なければ少ないほど、より給料が増える


PS1
これ、貼ったらこんな間延びした感じになっちゃったけれど、この行間が更におもしろさを増すな とそのまま(笑)

PS2
このコメントがついた元記事のひろゆきさんの「優秀な人ほどうまくいかないの法則 」は、「すうじとようじ」と同じ話っすね。
と、過去記事を発掘してみたりする。

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2004.01.11

未来の記事を検索するという着眼

タイトルどおりですが、なるほどと思ったのでメモ。

[ NDO::Weblog ]
あなたがウェブログサイトを巡回するにあたって、そのサイトをブックマークするとき、なぜブックマークをするのでしょうか。
勿論、そこで今見た情報を後でもう一度見直したいからというのもあるでしょうが、それよりも「この人はたくさん面白い記事を書いているから、将来に渡って面白い記事が発信されるだろう」という未来に向けての視点が強いような気がします。

未来の記事ですから、まだ見えぬものを能動的に探すなんてことは不可能です。
したがって、それが受動的に着信される仕組みがひつようです。

「能動ではなく受動」という切り口のほかに、2つほど。
●1つは、記事を検索すのではなく人を検索するという意味でもあるわけだよな。
●ただ、記事→人→その人の次の記事 というダイナミズムもあわせて必要でここらあたりがおもしろそうかも。

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吉野家~鋭く変化中!

年末のアメリカでのBSE牛、狂牛病感染牛が見つかってから、牛丼売上げが9割を占める吉野家はとんでもなくがんばっているようです。
明日が見えないいまの時代のモデルになりそうですね♪

ちょい感動したので、備忘録がわりに。
今日の日経新聞より。

マクドナルドに仕掛けられたときの対応が既にものすごかったようだ。日経によるとこう表現されている。

二〇〇一年春にも日本マクドナルドが仕掛けた低価格戦争という有事が生じている。
その時は四百円 牛丼の品質を保ちつつ値下げしようと、全社的に業務を見直した。 
混合するコメの銘柄数と構成比を変えるなど主力商材にもメスを入れた。
六つ折りのナプキンを四つ折りに変更し年間四百万円分を削減。
店員 は両手に丼を持ち一度の歩行で二人に出す。歩数を減らし、客を効率よくこなした。
そして二百八十円牛丼が誕生した。

で、今回どんなことになっていたのか。

BSE報道の二時間後にはほぼ全店(約九百八十)の店頭に商品の安全性に関するポスターを張り出した。
夕刻には商品部が代替メニューを作成。グループ企業の食材を活用し、吉野家流にアレンジした。
その数は二十以 上。
翌日夕に安部社長らはカレー丼などを試食し、年の瀬には一月の対応策を固めた。

豪州産牛の利用を見送ったのは「味の劣化は吉野家ブラ ンドを傷つける」(安部社長)からだ。

凄いなー。
2時間で全店にポスターを貼るというところはまだなんとか対応を予想できる範囲だけれど、夕方に20以上のメニュー開発、翌日夕方には試食!
このスピード感。
この変化対応力。
ちゃかすつもりは全くないが、毎日防火訓練をしていても、こんなスピードの消防活動にはならんだろうな。

この記事更に興味深いことにこういう内容も挟んでいる。

吉野家も単品経営は千店舗で頭打ちと見て、昨秋から新業態の開発に乗り出していた。
脱牛丼に抵抗も強いこともあり、これまでも新メニュー導入には半年はかかっていた。
今回の危機は、社内の壁を突き崩したともいえる。

変化への抵抗、このすさまじい対応力をもった吉野家でもあったわけですよね。ちょっとホッとします(普通の会社なんだ、吉野家も(笑))

変わらないといけないかもと思ってたわけですね。でもまだいいじゃないかという先送りの空気だったわけですね。

先送りさせないにはどうしたら良いんだろうと考えてました、この記事読んで。
前代未聞の危機という外からの圧力がないとダメか?
誰かが(経営陣が?)本気で「怒鳴る」「強制する」というのはどうだろう。

で、危機感だけではきっとダメですね。
社内に「なんとかなる」「なんとかする」という「希望」があったんでしょうね。
希望はもしかしたら、ズルズルと新業態開発とかメニュー開発をしている時に形成してたかもしれない。

☆  ★

希望 > 危機感。
つまり、希望が危機感を上回っていることが変化の条件と整理してたのは誰だったか。

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2003.12.24

目標を持てのウソ

「正統的周辺参加」に続き、エドさんからの
「あらかじめ目標を決めて動くってウソでしょう」という認知科学からの記事。↓

取れたてWebLog: 認知科学におけるプランモデル

 カヌーで川を下る場合に・・・
 川で急流を下る場合に、あの辺に行こうかなと思うかもしれないけれども、そういうプランも、一旦カヌーを操る段になると、飛んでしまう。目前の状況に応じて動いている。

 というたとえがわかりやすい。

ちゃんと振り返れば、自分の人生はもともと何か詳細に目標を決めてこれまでやってきたわけではなく、時々の小さな方向性でもって動き、その動きの中で新たな方向性を見いだし、これまでやってきたんだった。

エドさんもトラバ記事の周縁で言及しているけれど、
ロボットの研究で、ある目標の場所にいかせるためのプログラムをつくる際、目標を定めさせて、あらゆる条件を網羅的に書き込む構造でプログラムを書くと、条件が無限大になり実用性がない。

逆に、ロボットにまず歩かせ、岩かなにかに乗り上げて右足が上がってしまったら左旋回、左足があがったら右旋回という状況対応に徹するプログラムだと非常にシンプルなプログラムですむのだ、
という研究をどこかで読んだ覚えもある。

実は、このエドさんのトラバ記事はまだまだ周縁にすぎず、「学ぶ-教える」「学びあう」という行為はいったいなにかというのが本当のテーマ。(違うかも・・)
正統的周辺参加」もこの議論の地平にある。

ボクらの稚拙でアホな脳みそ、バカ左脳を揺るがせてくれる。

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2003.12.21

国を操縦する(坂下さんのお話の続き)

坂下さんの話(もとタイトル 国を操縦する)、主婦が国を動かしたというそれはなにかの少々の補足。

今日、坂下さんと親しい方の話を聞く機会があった。

 >講演の中で坂下さんは、「そんな制度はない、
 >そんなカネはないと言われる。
 >でも心が動けば、人が動き、そうなると制度もカネも
 >ついてくるんです」

という部分について、彼なりの解釈があった。

ボクは、「心を動かす」のはパッションだけではすまないから、理性・合理性あるビジョンだろうと解釈したが、彼は「美」だと言った。心を動かすのは「美」だろう。。。。

美という言葉で脳みそ直結リンクになるのは、岩波文庫の巻末の「(岩波文庫)発刊に際して」の1行目だ。

   真理は万人によって求められることを自ら欲し、
   芸術は万人によって愛されることを自ら望む。

坂下さんの講演での話しぶりを思い出すと、なるほどそれは美だった。万人に愛されることを自ら(それも無自覚に)望んでいるかのようだった。万人は、具体的には同じような悲しみとつらさの境遇にある若い母親は、そしてその後坂下さんにどんどん引き寄せられていく小児科医は、そして行政の役人は、坂下さんの中に引き込まれるような美を感じたんだろう。

では、それは、いかにして可能か。
医療現場にそして国に異議申し立てができるその強い自我はいかにすれば可能か。
強い自我は何によって支えられるか、なぜそのように思いこめるか。

絶望?

もしそうなら、ボクらは坂下さんのようなまれな存在を発見しなければならなくなる。登場を待たなければならなくなる。

この結論はいけすかないな。依存がすぎる。
自分が何者かなどはわからないけれど、自分を離れたところには自分にとっての価値などないんだから、自分を中心に出来ることはなにかに頭とこころがまわらないのは無意味。

もう少し考えないといけないテーマだな

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2003.12.20

正統的周辺参加

正統的周辺参加 と言う言葉、実に微妙なこの言葉づかい。はじめて知った言葉だった。↓

取れたてWebLog: 正統的周辺参加

少々長い引用だが、エドさんはこの記事の中でこう整理してくれている。

★ ☆ ★
●正統的周辺参加

つまり、親方のところに弟子入りしたり、あるいは、母親の仕事を手伝いながらとか、あるいは、それなりの大金を払って、とか、・・・いずれ、ある種の集団のなかでの、「正統な」メンバーとして、認められ、その集団としてはかならずしも中心的な作業ではないが・・・たとえば、産婆だったら、お湯をわかすとか、家族に知らせに走るとか、皿洗いから始まるとか・・・「周辺」のことに、「正統な」メンバーとして「周辺の」仕事から「参加」することを通して、立派な親方になっていく・・・

●「学習」とは

 正統的周辺参加 を通して、 しだいに、中心的な仕事ができるように「参加の仕方が変化していくこと」

★  ☆

この記述を見つけたとき、今の日本企業の崩壊の大きな要因の1つに見えた。

1980年代後半、バブルが「はじまるまで」は、組織の中は先輩や上司が、あれこれとくだらないことまで公私を問わず、新人に教えていた。
なにに役に立つのだろうということも、教えていた。

役に立つ-つまりスキル ではなく「企業組織への参加の仕方、振る舞い方」を教えていたのだった。

それがバブルで忙しくなり、役に立つことだけを教えることになった。参加の仕方、集団で動くことを誰も教えなくなったのだった。

教えられていないことはなかなか教えられない。ましてはっきりとした言葉に出来ない「参加の仕方」など教えられようはずがない。
いまの中間管理職で、新人に濃密に組織内部でのどうでも良いような振る舞い方や参加の仕方を伝授出来る人、1日以上話が出来る管理職が各社どれだけいるんだろう。

もし、エドさんの言うように 「周辺的参加をとおして、中心的な仕事ができるように参加の仕方が変化していくこと」が学習だとしたら、企業はもう学習装置として働かなくなっているということだ。
逆にこの事のヤバサにいち早く気づいた組織こそが、強くかつ働きがいを社員に持続的に与え続けることが出来るんだろう。

気づいている組織、あるんだが、「正統的周辺参加」という概念も広がってくれないとスキルを求めたがる傾向のある若手と成果ばかりをアホみたく求める経営陣の狭間にあって、抵抗が大きい。戦う側は疲れる。

どうかこのエドさん理論を早々に体系化してもらい、世を啓蒙して欲しい、したい。

 

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2003.12.17

国を操縦する

この日曜日、坂下裕子さんの講演を聞く機会に恵まれた。
お子さんを1才でインフルエンザ脳症で亡くされ、そのつらさを乗り越え、インフルエンザ脳症の原因究明、小児救急医療のあり方の変革を願い、たったお一人で同じような痛みを持つお母さんたちを探しだし、連携をとり、いまでは国を動かし、国の予算で病気の解明がはじまっているという。

インターネットで検索するとも出されている

坂下さんのお話を聞いていて、ずっと思っていたのは、坂下さんがまれな存在なのかどうかだった。
同じように幼い我が子が急死したお母さんたちはいたのに、そしてその痛みや苦しみは言葉に出来ないほどであったろうに、しかしなお彼女の登場をまたなければならなかった、国を動かすまでにならなかった、その事だった。

講演の中で坂下さんは、「そんな制度はない、そんなカネはないと言われる。でも心が動けば、人が動き、そうなると制度もカネをついてくるんです」とおしゃった。「私は正しいと自分が信じたことは必ずやり遂げようと思うんです」。
パッションは心を動かし人を動かす。そして多くの人を巻き込んでいく。

同時にパッションだけではなく、考え抜く力、図抜けた頭の良さを感じるものがあった。

「幼い子を急死させた親は心のケアはとても大切なのですが、これまで医療現場では、ほったらかしにされている。もちろんマニュアルで対応できないしマニュアルにしてはいけない。だから『マニュアルではない手引き書』をつくろうとしています」

マニュアルではない手引き書。
こういう微妙なバランスを言葉にし目標として掲げる力、それとパッションの組み合わせが国をとうとう動かしたんだなとあらためて講演の最中に彼女に見えたオーラを思い起こしていた。

ボクらがダメになっていくこの国をうまく操縦するためには、人を巻き込むためのパッションと考え抜いた上での方向性を指し示す力の2つがどうしても必要なんだ。

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2003.12.14

知の時代ははじまらない

「ねーねー知ってる?」「知らないのぉ~?」というさりげない会話の中に
知らないことに対するプレッシャーがある。

インターネットという手段を手に入れ
覚えること の意味が薄れ
いつでもどこでも知識を入手できるようになって
知っていることの優位は薄れつつあると時代を解釈することも可能だが
一方で、インターネットに中に分け入ると、
その膨大な「知らないことの量」に呆然とし
知らないといけない と圧力が自分にかかるようになっている。

知らないのは当然、
そういう時は横町のご隠居に聞いてみようという
ある意味良き断念ができない環境が揃いつつあると見ても良い

この環境で、フツーのボクらはどのような対処を無自覚にしはじめるだろう。
兆しはいくつか見えている。

1つはMBAブーム。
これは、やれやれ。。。コメントなし。したくもない(苦笑)

もう1つの象徴は ソニーのコクーン、スゴ録。
キーワードを入れておけば、番組を全部ハードディスクに落としておいてくれるという
番組という情報の多様性が増えた中でのフツーの生活者としての対処だろう。
逮捕者が出てしまったwinnyも同じ構造。

大量にあるかもしれない情報をもれなく手元に運んでくれるという
これらの装置、道具は
膨大な情報の海でおぼれないために
必然として登場した道具のように見える。

さて、ハードディスクにため込まれたこれらの情報、
「知っていること」と「知らないこと」の数直線上では「知らないこと」の近いのだが
気分としては、中間あたりか。

「知らないのぉぉぉ?」「うん、でもハードディスクにあるから、今度見とく」
これで、安心する、安心できる。

知の時代、どうもなかなかはじまりそうにないような気がし始めている。

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