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2004.05.05

秩序のつくりかた-この秩序のつくりかたをどう思いますか?

★「言葉」は、「うっ」「ぐっ」と唸らされた言葉を備忘録代わりに記述していこうとするもので、カテゴリー「心と体」に当面は蓄積していきます。
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 わが民は、
 金品を得るために
 水や
 牧草地、
 道などについて規則というものをつくらない。

 我々はこのようなものすべてを
 赤い色をしていようが
 白かろうが
 黒かろうか
 わが大地を通るすべての旅人が無償で得られるようにしている。

 何人たりともまだどのような金品をもってしても
 我々の生き方を変えることはできない。

 ところが、
 白人にとってこれが違う。
 彼らの法というものは、
 我々にとってまったく受け入れがたいものであり、
 理解しがたいものである。

 これらの冷酷な法は、
 我々をあらゆるところから抑圧する。
 その中には人間の感情というものが一切含まれていない。

☆  ★  ★

 楠原彰著『アフリカの飢えとアパルイトヘイト』より。

 19世紀にドイツの軍隊と戦った、ナミビアの先住民の1つ、ナマの首長ヘンドリック・ウィットボーイの言葉。
 ナミビアは アフリカ最後の植民地として1990年に独立した。

★  ☆

 昨日見に行った映画『パッション』の中で、キリストは
 自分を鞭打ち、十字架に吊そうとしている人たちに対し
 「父よ、この人たちを許せ。彼らはなにも知らないのだ」と言う。

 別にのシーンでは弟子たちに
 隣人を愛すだけではなにも変わらない、
 敵を愛せ という。


 引用した首長は、「みんなのものである。旅人のものでもある」と言う。

 
 こういう価値観、
 行きすぎた私有・所有という価値観を、もう一度
 公共、共有、共存 という価値観に戻すことは、
 もうできないんでしょうかねぇ。

 いや、私有というその感情が、
 いまの豊かさにつながっているのは確かなんです。
 
 
 が、行きすぎてしまったような・・・・

 こういう文章を見つけると、
 ボクらは行きすぎて
 地の果てに来てしまったのかもしれないなぁ
 と、思っちゃいます。

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Comments

nobukoさん

ほんとにご無沙汰しちゃってます。
すんません。

>何を私有し、何を共有するか。 
>その ”何” は 同一のものではなく
>異なる層 (価値)に 存在するものような気もします。

この感覚、
わかるようで、しかし深い感覚ですねぇ。

たとえばその「水」を共有しているわけですが
その水の背景の 歴史・自然への尊厳・その水をともに利用している仲間との価値共有のシンボルとしての水
だったのかもしれませんものね。

Posted by: ono | 2004.05.09 at 12:39 PM

it1127さん

ご指摘とややずれるんですが、イラクのアメリカ軍による虐待に絡めて、個人のがんばりよりもシステムだよねぇ なぁんて記事を午後から書こうと動機づけされました♪

Posted by: ono | 2004.05.09 at 12:00 PM

>一所に富めとかない感覚
は、 誤字でした。 >留めておかない でした。失礼しました。

Posted by: nobuko | 2004.05.08 at 03:19 PM

お久しぶりです。

ある一時 私有であったとしても、 共有であったとしても、
あるひとつの場所にとどめておかないという感覚。

何を私有し、何を共有するか。 
その ”何” は 同一のものではなく
異なる層 (価値)に 存在するものような気もします。

私有しながら、共有する。 
一所に富めとかない感覚がある場合、
可能であるような気がします。 

それだけではないのだろうけど。。。

学生時代、 南アフリカから脱出してきた友達がいて、
その人を見る米国人の友達もいて、
なんだか、アパルトヘイトという言葉に反応して
はまってしまいました。

Posted by: nobuko | 2004.05.08 at 03:16 PM

onoさん、こんにちわ
>システムが悪いという見方にウエイト

もちろん、ルールの見直し、審判の教育、グラウンドの整備等を行うスタッフは必要です。ぼくはプレーヤーに徹して、グラウンドの石拾いは、その道の専門家に任せます。あっ、そうかもうぼくは現役プレーヤーじゃなかったんだ。いまは単なる観客だったんだ、すっかり忘れていた(ふぅ↓冷や汗!)

Posted by: it1127 | 2004.05.08 at 03:05 PM

it1127さん

>ずっと落ち着く所なく繰り返されると思います。それがきっと、生ある秩序だと思います。

落ち着くところなく ですね。達観してますなぁ~。
どっかに落ち着いて欲しいのですよ 一般ピーポーとしては(爆)

>ぼくの場合は、ルールが良くないと思う前に、自分のプレイの拙さを考えます。

おお!違いを発見(笑)
ボクは、システムが悪いという見方にウエイトをおく方です。
人間ひとりひとりはそれほどたいした自由意思などを持てておらず、無意識に環境やシステムに操られていると思っている方なのです(ど、奴隷・・)

Posted by: ono | 2004.05.08 at 01:33 PM

onoさん、おはようございます。体調戻りました。気遣い、どうもありがとうございました。

まぁ、バランスの問題だと思いますが、アッチにふれコッチに触れながら、ずっと落ち着く所なく繰り返されると思います。それがきっと、生ある秩序だと思います。生きている以上健康のときもあれば病気のときもあると思います。

問題は、ゲームのルールが悪いと観るか、自分のプレイが下手と観るかだと思います。

ぼくの場合は、ルールが良くないと思う前に、自分のプレイの拙さを考えます。でないと損をしてしまう気がするからです。ルールの不備に文句を言っても、何も得られません。文句を言っている暇があったら「萌単」の一つでも覚えた方が身になると思うからです。もっとも文句を言いながら努力するってのがいちばん賢いとは思うのですが、それは男らしくありません[ぼくの生き方としてですが、笑]。

Posted by: it1127 | 2004.05.06 at 12:34 PM

it1127さん やっぱり体調、復活しましたね(笑)

完全復活の証がこのコメントですねぇ。
溜まっていたコメントを書いていて、ここで止まってしまったぢゃないっすか。

ちょっとだけ抵抗を(笑)

>私有、競争という考え方は、全員がそう思わなくても成立してしまうから可能。

かといって、過度に「私有」「競争」になると、いまの時代のようになって、息苦しくなりませんかしらん。

しかし「全員が思わないといけない」わけなんですよなぁ。フリーライダーが出てきて、悪貨は良貨を駆逐するわけですよなぁ。

やっぱり、大きな政府が「法」と「システム」と再配分でもって、「私有」「競争」をある程度抑制してもらわないとダメか・・・その政府があれだしなぁ~~。いやん。

Posted by: ono | 2004.05.05 at 09:59 PM

>公共、共有、共存 という価値観

地球の気候(環境)が、もっと人間に優しいものにならないとダメかもね。働かなくても生きていけるだけの、十分な自然の恵みがあれば、大きな争いごとはなくなると思うけど、今の地球の環境だとそれは無理。頭(理性)で制御できるほど、人間の心(感情、欲望)は従順じゃないと思う。

公共、共有、共存という考え方は、全員がそう思えば成り立つかも知れないが、それは無理。(人間の自然な心に反した考え方、こうした考え方を本音で持つには相当な訓練が要る)
逆に、私有、競争という考え方は、全員がそう思わなくても成立してしまうから可能。(人間の自然な心に即した考え方、こうした考えは、特に訓練しなくてもすんなり受け入れられる)

Posted by: it1127 | 2004.05.05 at 07:41 PM

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