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2004.05.03

終身雇用のほうが収益力が高くなる

へぇ~~、経団連までもがねぇ~~ とちょっと驚いた記事。
今日の日経朝刊。

☆  ☆  ★

「社員の平均勤続年数が長い企業ほど収益力が高い」。

日本経団連がトヨタ自動車やキヤノンなど日本の優良企業の経営戦略や財務データを分析したところ、こんな結果が出た。終身雇用制の崩壊が指摘されるなか、一般のイメージとはやや異なる結論だ

(略)

上場している製造業の過去十年の財務データなどをもとに「収益力を示す売上高営業利益率が上昇した企業」の特徴を業種別に分析。

十一業種のうち電気機械や一般機械、化学など七業種で、「社員の平均勤続年数が長いほど熟練労働者が育ち、収益力が高まる」との結果が判明した。

(略)

経団連は「雇用や設備の過剰の解消など、経営基盤の健全化だけに終始する守りのリストラには限界がある」と指摘。
「長期的な雇用を重視しつつ、研究開発の推進や中核事業への集中などを進める」ことなどが収益力を高める上で重要との認識を示唆している。

★  ☆  ☆  ★  ★

いままで人件費削減一辺倒だったんではなかったんでしょうか? >経団連
なにが起こってるんでしょうねぇ。

景気回復とそれまでのリストラでさっそく人材不足に陥っているってわけかなぁ。


リストラされるべき働きぶりしかしなかった方々に辞めていただくために、有能も少なからず失いましたからねぇ。

さらに有能と位置づけてなかった熟練も大量に辞めさせてしまい、言語化しにくい手触り感で微調整をしていた現場は、理由のわからない不良品が山積みになってしまっていました。


えらいこっちゃ!と現場の声が届いているトップがいる会社が、ようやく経団連でも過半数になってきたってことかしらん?

手遅れか?
ギリギリ間に合ったか?


企業という社会に「信頼」をなくしてしまった若手は、今さら「終身雇用」と言われても、まったく実感はないでしょう?
冷めた関係を復活させるなんて恋愛経験をお持ちの方はどれくらいいっらしゃるのだろうか。

ボクは、この点については、まったくの悲観論者です。

★  ★  ☆  ☆

日本企業はこれから「実力主義・成果主義」なのか「企業という共同体を維持するのか」という2元論を日経もやってましたがね、そんな2元論はまったくの新人記者の物言いです。

両方大事!
決まってるじゃん、両方ともなのさ。

その困難に立ち向かうアーティストが経営者なのだと思いますよ。

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Comments

くっきもさん

トラバ&コメントというフルコース、ありがとうこざいました。

>人材不足でヒーヒーいってる経営陣の姿

まだ気づいていない経営者も少なくないかも という印象も。
「Take the え~train」ブログのコメントにも書かれてましたが、ソニーはまだまだやるんですよねぇ~~。あ~あ

Posted by: ono | 2004.05.04 12:46 PM

リストラにひと段落してみたら、人材不足でヒーヒーいってる経営陣の姿というとこでしょう。
コメントしようと思ったのですが、あまりに長くなっちゃったのでトラックバックしました。

Posted by: くっきも | 2004.05.04 09:31 AM

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