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2004.04.05

社員として信じられているということ-信用している、信頼されているという企業文化

★「言葉」は、「うっ」「ぐっ」と唸らされた言葉を備忘録代わりに記述していこうとするもので、カテゴリー「心と体」に当面は蓄積していきます。
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 社内を信用し切れないのがつらい
  (三菱自動車 前社長園部孝(故人)の3年前の言葉)

 うちは現場に眼も耳も頭もありますから
  (トヨタ自動車社長 張富士夫 の言葉)

★  ★  ☆  ★

週間ダイヤモンド2004.4.10号『ヲブセルウェーション』辻広ダイヤモンド編集長 より

もう少し以下に引用を添えておく。

3年前、三菱自動車はリコール隠し問題で前社長が辞任、業績も悪化、園部孝社長が背水の陣で改革にあたっていた。抵抗する役職者は全員はずす、閉鎖体質を変えるのだと覚悟を語り、しかし、ぽつりと漏らした。「社内を信用しきれないのがつらい。」
その後、ダイムラークライスラーが社長を派遣、彼は会長に棚上げされ、挫折感を抱えたまま亡くなった。


張富士夫・トヨタ自動車社長は、対照的だった。
強さの源を問うと、「現場がすべてという意識の浸透。それに、うちは現場に眼も耳も頭もありますから」。
社員への信頼は揺るぎなかった。

☆  ★  ☆  ★

中小企業なら、社員を信用しなくても良い。トップの目が届く。
でっかい会社だからこそ、社員を信用・信頼しないと運営などできない。仕組みや管理システムなどしれている。システムなどあっというまにすり抜けられるもんね。

さらに、環境が変わるし、不測の事態が頻繁に起こる。

スピードの時代になり、更に大企業のスピード感では難しくなっていると思う。重ねてになるが中小企業なら報告もすぐ、意思決定もすぐ。

事故が多発していた回転扉も 森ビルでなければ、六本木ヒルズでなければ、対応はもっと以前にされていたはずだろうに、現場に倫理観ベースの放任主義と正しい議論がなかったために、対応が後手後手にまわり、まさかという事態に行きつくまで 事なかれ主義の対応となってしまったんだろうなぁと思う。

週間ダイヤモンドは次の言葉でこの記事を締めている。

経営に必要なのは、社員を信用し、「放任」することだ。仕組みと放任-そのバランスの取り方こそが経営で、蓄積が企業風土だろう。一代の社長ではつくれない。トヨタと三菱の違いはそこにある。

☆  ☆  ★

それにしても、トヨタの張社長の「うちは現場に眼も耳も頭もありますから」というこれ、つくづく凄いっすねぇ。

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Tracked on 2004.04.05 at 06:10 PM

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