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2004.03.26

なにもしないでただ待つ。-気が鎮まる

★「言葉」は、「うっ」「ぐっ」と唸らされた言葉を備忘録代わりに記述していこうとするもので、カテゴリー「心と体」に当面は蓄積していきます。
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待っている状態というのは独特なものです。自分ではどうすることもできない。いつまでも待たされるわけではない。それはわかっているけれども、結局のところどれくらい待たされるのかはわからないのです。たとえば場所は、病院の待合室、役所の窓口、空港のロビーや駅のホーム(略)。


あなたは受け身の状態を余儀なくされています。自分で成り行きを早めることができるような要素をひとつももっていません。流れていく時間の長さとじかに向き合っているのです。追い越すことのできない時間。その流れは多かれ少なかれ、よどみがちで、ゆっくりしているでしょう。

多くの人が、このような状況を耐え難いものと感じます、だから、過ぎていく時間から目をそらすために雑誌や随筆を読む。(略)
ここでは、それとは正反対のことをしてください。何もしない。それでいて苛立ったり、退屈したりしない。時間のなかにただ身体を浮かべているのです。どうせ時間は容赦なく過ぎていきます。あなたの中を。あなたが何をしなくても。すべてはひとりでに起こり、何もかもがあなたとは無関係です。あなたはただ、何も考えず、無気力・無関心で、そこにいないかのごとく、じっとしていればいいのですよ。いずれにしても時間は前へと進み、このひと時には終わりが来ます。そう、ヒマをつぶす必要などないのです。時間は際限なく死に続けています。つまり勝手につぶれていくのです。

☆  ★  ★

暮らしの哲学-気楽にできる101の方法 ロジェ・ポル・ドロワ著より。

この本、いくつもいくつも紹介したい「日常で哲学する」言葉と行為・方法が記述されてるんですけど、とりあえず微妙なもの(笑)から。

いつの間にか 隙間時間をなくそうなくそうと過ごしていますよねぇ。携帯を見る、ウォークマンで音楽を聞く、雑誌を見る、携帯でメールをうつ、他のブログを見る・・・・。

何もしない、ただ待つという時間を意識的にもってごらんなさい というのが暮らしの中で気楽に哲学するのにいいよとこの本のこの節では言うのです。

効果として「気が鎮まる」と書かれてます。(ニタァ~)

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Comments

onoさん おはようございます

>そう、ヒマをつぶす必要などないのです。時間は際限なく死に続けています。つまり勝手につぶれていくのです。

  欧米人特有の持論の押し付け[中島義道に影響受けてます]を感じたもので、ああいうコメントになってしまいました

>強制的に自分を待つという時間の中に身を委ねてみたら、知らなかった自分自身を発見できる可能性があるよ

  それはあると思いますね

>どれが自分かを発見するための日常でできる方法という位置づけ 
  賛成!

Posted by: it1127 | 2004.03.27 at 11:27 AM

it1127さん

めちゃくちゃしっかりした体系を記述いただき感謝。
その上でですが
強制的に自分を待つという時間の中に身を委ねてみたら、知らなかった自分自身を発見できる可能性があるよ という記述なんですよね。

なので位置づけとしては、it1127さんの体系のどれが自分かを発見するための日常でできる方法という位置づけ と捉えると良いのかもしれませんです。

Posted by: ono | 2004.03.27 at 10:56 AM

picoさん おひさでする。

気孔、興味があるけれどしたことがないので、わからない。。
がしかし、良く似た感じかと思います。

>串刺しにされた状態(変なたとえ・笑)

あっ、これに近い感じの「方法」が同じ本にあるんで近々書きますね。(しっかし著作権問題になるぞ、あまりやると(爆))

Posted by: ono | 2004.03.27 at 10:50 AM

a.忙しい人
 a1.閑が苦にならない人-->仕事が充実している
 a2.閑が苦になる人  -->仕事に追われてしまっている
b.閑な人
 b1.閑が苦にならない人
   -->自由時間の過ごし方を知っている
 b2.閑が苦になる人 
   -->仕事が生きがいだった人が、失業した場合
c.なにもしないで平気でいられる人-->病気な人
 健常者は、何かしらしていないと生きていられない
 休息とは、Aという作業をやめてBという作業をすることである
 禁固刑で服役している人のほとんどは作業を申し出るとか

問題なのは気晴らししたくてもできない状態が苦痛なのだ
何もしないで耐えられる訓練をするより
気楽に趣味で時間を潰せる訓練をした方が自分としては体質にあっている

要するに、閑な時間の過ごし方はいろいろあるってことだと思います
「何もしないで<心が鎮まる>」人もいれば
「何かをすることによって<心が鎮まる>」人がいるということだと思います

Posted by: it1127 | 2004.03.26 at 07:12 PM

onoさん、おひさ。

何もしないで、ただ待つ。
この場合、何もしない。ってこととは違うのですよね?
ただ待つ。って、何を待つの?
この何かが、キーワードになるってこと?

気孔教室に通ったことあるんですけどね。
ここでいう、「待つ」と行為に似てるなぁと思いました。
おへその10cmしたの、10cmおくの「丹田」って場所を
意識して、頭のてっぺんから、太陽の光りを抽出して、
丹田をとおして、下に流すの。
丁度、太陽の光りで、串刺しにされた状態(変なたとえ・笑)を
イメージするの。
体が、ぽかぽかしてきて、音が鮮明に聴こえてくるんですよ。

気孔教室に通ってから、待つことは苦痛でなくなりました。
イライラもしないの。
それと、同じかな?この哲学。

Posted by: pico | 2004.03.26 at 11:40 AM

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