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2004.03.14

ビジョンと重病

★「言葉」は、「うっ」「ぐっ」と唸らされた言葉を備忘録代わりに記述していこうとするもので、カテゴリー「心と体」に当面は蓄積していきます。
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 企業の評価基準は以前の通り収益基準。

 
★  ★

あるシンポジウムのチーム討論での言葉。

★  ☆  ☆  ☆

あたりまえの、よく聞かれるこの言葉。
この時期だから、あらためて引っかかる言葉になってしまう。

「赤字というのは、人間でいうと病気。その時に夢もビジョンもないだろう。まず病気を治すことが大事なのだ」という経営者もいる。

ただ人間にたとえたこの言葉はちょっと違う。と思う。
重病であれば重病であるほど「生きようという意欲」が生死を分けたりするのではないか。

☆  ☆

「企業の評価基準は以前の通り収益基準。」
この言葉がひっかかるのは、「以前の通り」という部分だな。

以前といまでどう違うか。

以前、組織は「終身雇用」「年功」という共同体秩序のもとにあった。
だから以前は、共同体基盤の上で「収益が大事だ」と言っていたと思う。
この意味で、企業行動の基準は多様~たとえば収益、仲間、組織への帰属感と信頼~だったように思う。

その共同体基盤・企業組織の秩序が希薄化した中で「収益が大事」と、収益・成果という単純な指標だけが強調される時代になった。

シンプルな行動基準はこわい。
様々な構造要因、競争要因、歴史的な背景要因をすべて無視し、「収益だけ」に猪のように猛進することになる。
エンロンのようになる。

☆  ☆  ★  ★

このしんどい時期だから「収益だけではないんだ」とか「我が社は重病だからこそ、ロマンとビジョンを共有しよう」と組織構成員と社会に訴えるべきではないか。
と思うのだけれど。。。

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Comments

たりぽんさん♪

>反面誰もが夢やロマンを売って企業を支えてるともいえます。

この言葉で、記事を1つ書かなくてはならない事を思い出しました♪

Posted by: ono | 2004.03.14 at 09:42 PM

企業の究極の目標は利益を上げること、なので評価基準が収益なのはやむおえない事かも知れませんね。気合いや根性、夢や理想・ロマンだけでは生き残れない。反面誰もが夢やロマンを売って企業を支えてるともいえます。

生き残って行かなくては社会貢献はできない。社会貢献ばかりでは生き残れない。

世の中の理は、何かにつけて、ひとの生き様のようですね。

Posted by: たりぽん | 2004.03.14 at 09:25 PM

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