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2004.03.09

弱いからつながる。強いからつながる。

★「言葉」は、「うっ」「ぐっ」と唸らされた言葉を備忘録代わりに記述していこうとするもので、カテゴリー「心と体」に当面は蓄積していきます。
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 文脈というのは誰かがつくってくれるわけではなくて、
 自分でつくっていくしかない。
 そういうことを一人ひとりが考えていかなきゃ、
 人と人とは絶対につながらない。

 
☆  ☆

いま発売中の週刊ダイヤモンド3月13日号の特別鼎談「13歳に“ハローワーク”は必要か」での東大・社会科学・助教授玄田有史の言葉。

この鼎談は、村上龍と藤原和博と玄田有史の3人による。
なかなか興味深い鼎談です。立ち読みででも読む価値あると感じます。

☆  ☆  ☆

引用した「言葉」以外に、同じような意味のこんな言葉がありました。

■藤原和博:

「自立した個人が信頼で結びつく社会に移行しなければならないのに、まだその方向にいってない」

■村上龍:

「(13歳のハローワークの)インタビューの最後まできて、『わかりました。これからは一人ひとりが自分の足元を見つめて頑張らなくてはいけないってことですね』。
違う、それは違うって。
一人ひとりが足元を見つめて頑張るというのも、横並びのアドバイス。インディビジュアルに何かをやるのがあたりまえの世界では、絶対にそんなことは言わないです。」

★  ★  ☆  ☆

つながると言うとき、目的もなく集団になるときがボクらは多かったかな。
群れるって感じ?
弱いから、何をして良いかわからないから、まず群れる。

何かを達成したいから集団をつくるという、つまり「自立した個人がなにかを達成したいからツナガル」という逆の契機は少なかったかもしれませんですね。

就職するときに大きいからその企業に就職を希望する。
大学を選ぶときにとりあえず成績から見ると、その大学が成績に見合うからそこに。
政策やポリシーは違うけれど、でっかいから自民党に(笑)

で、自立した個人だからこその個人間の信頼あるコミュニケーションに移行しなければ、と鼎談では言われるのだけれど、これがまた難しい。ッテイウカァわかりにくい。

その個人が信頼できる人かどうかをボクらは「所属している会社」「肩書き」「学歴」、古くは生まれた場所でとりあえず判断してきた。

てまえ、生国と発しまするところは関東です・・・・ってね(苦笑)

☆  ☆  ☆

自分自身の文脈を語るということはしかし大事。
ネットではとりわけ、その訓練をさせられているようなもんだ。

発信すればするほど情報は集まる。
語れば語るほど「ツナガル」という経験をボクらはまさに、ネットで今日も体験している。

☆  ★

きっと勘違いしてはいけないのは、資格で証明しようとか職業で証明しようとか更に生き様で証明しようとか、肩に力を入れる必要はないんだとは思う。

サッカーや野球や競馬といった趣味でも、浜崎あゆみが好きだとかでもかまわないんだ。
ネットでツナガル事ができたこれまでの経験からすると、実はそんなに難しいことではない。

河合隼雄は「忍法自我隠し」が日本人はうまいとどこかで指摘していた。
忍法自我隠しの呪縛から自分を解き放ち、いま既に自分の中の興味関心のある「それ」を発信すれば、語っていけば良いだけなんだと思う

★  ☆  ★

【番外編】
上述の鼎談の中で、村上龍が語っている「親としてのこんなモデルがボクらの頭にあるんじゃないか」という指摘が面白かったので、引用。

■村上龍:

親はどうしたらいいかというのも、必ず聞かれますが、そう聞くときには必ずモデルとしての親がある。
「サザエさん」の家庭とか「ドラえもん」ののび太君の家庭とか。マスオさんものび太君のお父さんも絶対リストラされないし、転職もしない。

もっとすごいのは、どこで働いているかわからない。

ああいったモデルが、ボクらの頭のどこかにあるんです。
でも、実際にはもうないでしょう?個別に全部違うんですよ。
格差や多様性があたりまえとしてある社会では「親は」という言質はないはずなんですよ。

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