« 運を呼び寄せる。 | Main | 特許法改正~発明対価に見る企業と働き手の関係 »

2004.02.13

bk1の人文・社会・ノンフィクション、ランキング(2.2-2.8)

今日は13日の金曜日です。
さっきまで書いていた記事がフリーズして消えてしまいました。
今日は13日の金曜日です。くそっ。

BK1ランキングを見てぶつぶつ言う。その6回目。

1 → バカの壁                ● 養老 孟司著
2 ↑ 東京の戦前昔恋しい散歩地図 ●アイランズ
3 ↓ 14歳からの哲学 、       ●池田 晶子著
4 ― 自由の平等            ●立岩 真也著
5 ↑ イラクの中心で、バカとさけぶ  ●橋田 信介著
6 ― 禅的生活              ●玄侑宗久著
7 ― 日本帝国の申し子        ●カーター・J.エッカート著,他
8 ― 書店風雲録            ●田口 久美子著
9 ↑ ケルト巡り             ●河合 隼雄著
10 ↓ イラク便り             ●奥 克彦著
11 ― 〈非行少年〉の消滅       ●土井 隆義著
12 ↓ 嘘つき大統領のデタラメ経済 ●ポール・クルーグマン著,他
13 ― 今がわかる時代がわかる日本地図 2004年版 ●正井 泰夫監修,他
14 ― 日本を貶める人々        ●渡部 昇一著,他
15 ↓ ぼくの見た戦争         ●高橋 邦典写真・文

びっくらしたのは、4位に立岩真也「自由の平等」と11位の土井隆義の本のランクイン。BK1購入者って、ユニークっす。

その立岩本。
随分前に買ったのですが、本の抵抗にあいいまだ進まず。難解。しかし4位。でっかい本屋では平積になっているのよ。

で、BK1に立岩氏本人の解説があるので、そこから引用。

第4章から第6章は自らの論をより明確なものにする試みであるとともに,社会改良派のリベラリズムの考察にあてられる.その立場は,一人一人がよいとするものを尊重しゆえにそれに立ち入らず,自らは無色だと言う.しかしそれは望ましいことでなく,不可能なことでもある.このように言うことと,私たちもまた人々の多様性を尊重すべきだと考えることとは矛盾しない.むしろ私たちの考えでは,存在の多様性を尊重しようとすれば,特定の立場に加担せざるをえないのである.

「多様性を尊重しようとすると、特定の立場に加担せざるを得ない」というところが良いっすよね。気持ちいー。でもやっぱり難しいぞこの本。


で、ちょうど北田暁大氏のはてな日記に昨日、この本が取り上げられていたのでそこをのぞいてみる。

考えてみれば権原理論とか能力主義というのは、「頑張った人はそのぶんご褒美をもらえるもんだ」という何らの必然性も欠いた信念にすぎない。もちろん、その信念を全否定することはない。ただ、あまたある「それなりに理にかなったreasonable理由」のひとつにすぎない。改良派のリベラリズムもまた、そうした信念を知識(正当化された信念)へと読み違えてしまっているのだ。

重要なのは、私の(譲渡不可能な)「存在」と、私が「作り出したもの」との差異を見極め、前者を尊重する態度から「再配分」を考えて直していくことだ。後者からスタートするリベラリズム的再配分論は隘路にハマらざるをえない…。

こう評論しつつ解説されるとわかりやすい。(北田氏はもう数回読まないといけないがと注釈をつけているけれど)

私の(譲渡不可能な)「存在」と、私が「作り出したもの」との差異を見極め、前者を尊重する態度から「再配分」を考えて直していくこと

ふむ。抵抗にあっているこの本をなんとか横四方固めにしようと動機付けられるセンテンスでした。

☆  ☆

11位の土井 隆義著「〈非行少年〉の消滅」。
この本、去年の12月の本なんだけど、なんで今頃?

BK1の内容から引用。

凶悪犯罪を起こした近年の少年たちは凶悪化などしていない。従来の逸脱キャリア型の少年犯罪が激減したために、いわゆる暴発型の少年犯罪が目立ち、凶悪化のイメージを創り出している。暴発型少年犯罪の現代的特徴を分析する。 


凶悪少年犯罪は増えてない。変わっているのはいわゆる非行少年がそれを起こすのではなく、フツーの少年が暴発的に起こすようになったこと。その分析。

ボクはいまの社会がどうなっているのかを知りたくて、この本を「おお!すげぇ」と注文し今日ご到着予定っす。
というわけで、この売り上げランキングの中にボクの1票も入っているんだけれど、なぜに今頃ランクイン?

☆  ☆  ★

あと気になるのは、13位の「今がわかる時代がわかる日本地図 2004年版」なんだけれど、どういう本かまったくわからず。でっかい本屋で立ち読みしてこよう。

|

« 運を呼び寄せる。 | Main | 特許法改正~発明対価に見る企業と働き手の関係 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference bk1の人文・社会・ノンフィクション、ランキング(2.2-2.8):

« 運を呼び寄せる。 | Main | 特許法改正~発明対価に見る企業と働き手の関係 »