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2004.01.19

死を肯定的に捉える

★「言葉」は、「うっ」「ぐっ」と唸らされた言葉を備忘録代わりに記述していこうとするもので、カテゴリー「心と体」に当面は蓄積していきます。
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 死に瀕した人々がたどる精神プロセスは

  1.怒り
  2.拒否
  3.かけひき・交渉
  4.絶望・落ち込み
  5.受容

 というステップをたどる。

★  ☆

死を肯定的に捉えるべきだと主張しているというクブラー・ロス博士の言葉。
死を宣告されたとき、このようなステップを人はたどるのだ言う。

☆  ☆  ★

死を宣告されたとき、宣告された人がたどるステップがあるというこの「言葉」、研究成果をしったのは、実は昨年見た映画だった。

ライフ・オブ・デビットゲイル。
ケビンスペイシー主演の映画。


この中にこの死のステップの話が出てくる。

映画はとても面白かったし、このクブラーロス博士のステップの話を巡る夜の会話のシーンも好きだった。
加えて、こんなステップがあるのか、そうかそうなんだなぁと映画を見ながら納得したりしていた。

★ ☆

突然暴力的にやってくる「死の宣告」に対し、「なぜワタシが死ななければならないのか」という怒りにはじまり、「死にたくない」という拒否の感情が次に続く。

「もう○○はしませんから」とか「一生懸命○○しますから」というかけひきを試み、「でもなお死ぬのだ」と絶望に落ちる。

そうして受容。受け入れる。

そういうステップなんだろうか、そうなんだろうなと思いつつ映画を見ていた。

縁と偶然が折り重なり、おかぼれもんのpicoさんが「ライフオブデビットゲイル」を紹介してくれた。
       <picoさん、トラバしました♪

☆  ★

ボクらは「死」に直面する機会が少なくなっている。
核家族化が進んだこと、病院で過ごした上での死が死のプロセスに直面する機会を極端に減らしてる。

が他方、ボクらは死のプロセスに直面する人に直面する機会が増えていく時代に生きている。

この矛盾。捻れ。

死がどのようなものがわからないのに死に直面している人がまわりにたくさんいるという、捻れた、想像力がなかなか働かない、そんな時代にボクらは生きている。

この捻れ、ちょっと怖いな。
伝統的な社会であれば、知らず知らずに身につけていたはずの良き儀礼、良き常識がまったく欠如している自分。
死に直面した人に対する想像力がまったく欠如し、どんな言葉をかければよいのかさえわからず立ち往生する自分。

そして、クブラー・ロス博士のステップを知ることでなんとか学ぶ自分。

自然にコミュニケーションできず、クプラー・ロスのこのステップを考えながら「どのステップにいるんだろう」と考えている自分。
ちょっと怖い。ちょっとイヤだ。

★  ☆

クブラー・ロスという研究者について、Googleで調べたがあまり出てこなかった。
Death Dyingを見ると「死と死に様」というクラスがアメリカではあるみたいですね。

自分のために、他者のために、死と生きることについて学ばないといけない時代にボクらは生きてるわけなんですよねぇ。

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Comments

TBありがとうございます。
そして、死のプロセスの順番、間違えていたみたいで、
ごめんなさい。
ちゃんと、筆記したつもりだったのですが・・・
間違った情報を、大変、失礼致しました。
(キューブラー・ロス博士&onoさんへ)

さて、思うに、これは単に統計学ですよね。
死へのプロセスなんて、直面しないとわかんないだろうし。
身をもってわかっていくことだろうと思うのね。
それは、積み重ねて学ぶこととも少し違うと思うの。
例えば、onoさんが、そういうことが欠如してる。と言うのなら
その自覚さえあれば、立ち位置がわかってるってことで、
あとは、愛を持って接することで、
幾分かの怖れは消失するのじゃないのだろうか?
つうか、します。多分、きっと。
それこそ、onoさんのいう、さしだしあう手が原点だと思うの。
生の対極に「死」があるわけだから、簡単なこと。
「死」が訪れるまで、生きること。で、
「命は限りがあること。限りある命をいかに生きるか。」
ですよね?
熱く語ってしまいました。(てれてれ)

Posted by: pico | 2004.01.19 at 10:50 PM

peachさん、コメントありがとございます♪

ドラマ見れない人なのですが映画好きっす♪
またそちらにも遊びにいきま~~す。

Posted by: ono | 2004.01.19 at 02:31 PM

404さん トラバの上、ご指摘ありがとうございました。
拒否と怒りが逆!!

それとクブラーロスではなく
キューブラー・ロスのほうが日本語訳としては一般的とのこと。
それでGoogleもあまり検索できなかったか。。。

教えていただいた本もさっそく取り寄せて読んでみます。

Posted by: ono | 2004.01.19 at 02:07 PM

こんにちわ。死に瀕した人々がたどる精神プロセスって、
ドラマ「僕の生きる道」で描かれていたそのものだな~って思いました。。

http://www.osoushiki-plaza.com/institut/index.html
ここに結構色々でてたりします♪

Posted by: peach | 2004.01.19 at 01:49 PM

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