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2004.01.11

吉野家~鋭く変化中!

年末のアメリカでのBSE牛、狂牛病感染牛が見つかってから、牛丼売上げが9割を占める吉野家はとんでもなくがんばっているようです。
明日が見えないいまの時代のモデルになりそうですね♪

ちょい感動したので、備忘録がわりに。
今日の日経新聞より。

マクドナルドに仕掛けられたときの対応が既にものすごかったようだ。日経によるとこう表現されている。

二〇〇一年春にも日本マクドナルドが仕掛けた低価格戦争という有事が生じている。
その時は四百円 牛丼の品質を保ちつつ値下げしようと、全社的に業務を見直した。 
混合するコメの銘柄数と構成比を変えるなど主力商材にもメスを入れた。
六つ折りのナプキンを四つ折りに変更し年間四百万円分を削減。
店員 は両手に丼を持ち一度の歩行で二人に出す。歩数を減らし、客を効率よくこなした。
そして二百八十円牛丼が誕生した。

で、今回どんなことになっていたのか。

BSE報道の二時間後にはほぼ全店(約九百八十)の店頭に商品の安全性に関するポスターを張り出した。
夕刻には商品部が代替メニューを作成。グループ企業の食材を活用し、吉野家流にアレンジした。
その数は二十以 上。
翌日夕に安部社長らはカレー丼などを試食し、年の瀬には一月の対応策を固めた。

豪州産牛の利用を見送ったのは「味の劣化は吉野家ブラ ンドを傷つける」(安部社長)からだ。

凄いなー。
2時間で全店にポスターを貼るというところはまだなんとか対応を予想できる範囲だけれど、夕方に20以上のメニュー開発、翌日夕方には試食!
このスピード感。
この変化対応力。
ちゃかすつもりは全くないが、毎日防火訓練をしていても、こんなスピードの消防活動にはならんだろうな。

この記事更に興味深いことにこういう内容も挟んでいる。

吉野家も単品経営は千店舗で頭打ちと見て、昨秋から新業態の開発に乗り出していた。
脱牛丼に抵抗も強いこともあり、これまでも新メニュー導入には半年はかかっていた。
今回の危機は、社内の壁を突き崩したともいえる。

変化への抵抗、このすさまじい対応力をもった吉野家でもあったわけですよね。ちょっとホッとします(普通の会社なんだ、吉野家も(笑))

変わらないといけないかもと思ってたわけですね。でもまだいいじゃないかという先送りの空気だったわけですね。

先送りさせないにはどうしたら良いんだろうと考えてました、この記事読んで。
前代未聞の危機という外からの圧力がないとダメか?
誰かが(経営陣が?)本気で「怒鳴る」「強制する」というのはどうだろう。

で、危機感だけではきっとダメですね。
社内に「なんとかなる」「なんとかする」という「希望」があったんでしょうね。
希望はもしかしたら、ズルズルと新業態開発とかメニュー開発をしている時に形成してたかもしれない。

☆  ★

希望 > 危機感。
つまり、希望が危機感を上回っていることが変化の条件と整理してたのは誰だったか。

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[ono: 吉野家~鋭く変化中!]より。希望が危機感を上回っていることが変化の条件 すばらしいですね~。オリジナルでは無い&オリジナルの出典がどこかはわからないわけですが^^;。 [Read More]

Tracked on 2004.01.17 12:16 AM

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