« 犯人はおまえだ!~無自覚 | Main | 時間帯別新記事投稿数!! »

2004.01.09

なぜ人を殺してはいけないのか

★「言葉」は、「うっ」「ぐっ」と唸らされた言葉を備忘録代わりに記述していこうとするもので、カテゴリー「心と体」に当面は蓄積していきます。
----------------------------------------------------

タイトル「なぜ人を殺してはいけないのか」。
ものすごい議論を呼びましたが、もう語り尽くされましたかねぇ。

なかなかの議論だったかと思うのでボクが覚えている限りの議論のプロセスの覚え書きをしておきたいと思います。


●自分が殺されたらイヤでしょう。だから人を殺してはいけないのです。

 ここらあたりが、一番の納得の答えでした。当初はですね。
 もともと若い人から発せられた問だったので、こういう説得的な答えを探索するように回答側は動機付けされてました。

 がしかし、この答えは現場から否定されていきました。


●別に殺されても良いのだ という存在が多数・・・・

 主に臨床の現場から意見が出たと記憶していますが、生きる意味を失っている若者が少なくなくいる。
 なので、「殺されたらイヤでしょう?」という説得は効かない。「自分は死んでも別に良い」という若者は、まれにではなく存在する。
 そう報告されました。

 良く考えてみれば、「なぜ人を殺してはいけないのか」という問は、何を問うているのかと考えると、生きる意味を失いつつありますという発信でもあったのだな。あらためてそう思います。
想像以上に生命力?が弱っていることが問として表出されたということなのでした。


●その問を問として言わせる時点で、社会が既に病んでいるのだ

 「人を殺してはいけない」は社会が社会として成り立つために問われるはずのない問なのだ。「なぜ人を殺してはいけないのか」という問が頭をもたげるようなその社会は既に病んでいる。

この答えが一番説得力があったのではないか といまも思っています。

はじめに書きましたが、この問、もう議論の土俵にのらなくなったなと印象していますが、さて、社会は少し健康になったのでしょうか、それとも語り尽くされた、議論のネタとして飽きられたのでしょうか?それとも・・・・・。
 

|

« 犯人はおまえだ!~無自覚 | Main | 時間帯別新記事投稿数!! »

Comments

kunioさん

コメントありがとうございます

このブログ、
年末くらいにしか書かなくなり
結果 反応もなくなっていましたのに♪

また遊びに来てくださいね

Posted by: ono | 2010.01.18 at 11:16 PM

どなたの著書か忘れてしまいましたがこんな文章覚えています。
人をなぜ殺してはいけないかについてはいろいろな方が小難しい理論こねくり回しても結論出ないままというのをいやというほど見てきました。僕がこの簡潔な文章読んだときほんとうにそうだと目からうろこの思いしました。
「人はなんのために生きるのかについては幸せになるために生きてるのだ、人を殺してはいけないのは幸せになることをぶち壊すことになるからだ」

Posted by: kunio | 2010.01.18 at 09:28 AM

確かに、なぜ、人を殺しちゃいけないんですか?
人間はたくさんの生物を殺しますよね
ほかの生物が生き物を殺すのは生きる為ですけど、人間は自分のとって不都合だからというだけで殺せるんですから
そんな人ばかりじゃありませんけど、でも、かならず何かしら殺しながら生きているのは事実ですよね
なぜですか?
知能が低いからですか?
言葉が通じないからですか?
では人間より知能が低くて言葉の通じない生き物は殺してもいいんですか?
なぜその殺される側に人間が立たないのです?
人間がこの世界中で一番偉いんですか?
この地球という星で、人間こそが神に最も等しいんですか?
だから殺してもいいのですか?
そして、だから人間を殺してはいけないんですか?

なぜ、自分の親を殺す方が、自分の子供を殺すよりも罪が重いのですか?
何の抵抗も出来ない子供を殺すほうが、大の大人を殺すよりも残酷だと思うんですけど


それと、なぜ人間に人間を裁く事が出来るんですか?
裁判長は、人を裁く事が出来るほど素晴らしい人なんですか?
そもそもその人のやった事が悪い事だと、絶対の確証を持ち、間違いなく言い切れる人が、この世に存在するのですか?
その判断に間違いはないのですか?

これが、私が小学生の頃から常々疑問に思っていた事です
人を殺しちゃいけないのは、周りの人が哀しむからだとか、殺されたくないからだとか、そんなの綺麗事じゃないですか
少なくとも今の若者に、
「人を殺しちゃいけないのは、自分も殺されたくないでしょ?」
なんて言ったって、
「別に殺されてもいいよ」
という返事が返ってくるでしょう
じゃあ、周りの人が哀しまない人ならば、殺してもいいんですね?という事になるでしょう
それが、ずっと疑問だったんです
なぜ、人を殺してはいけないんでしょうね?

Posted by: kokoro | 2005.04.28 at 08:29 PM

it1127さん
もうお読みかと思いますが、壮絶な記事にコメントさせていただきました。

http://it1127.cocolog-nifty.com/it1127/2004/03/post_28.html

Posted by: ono | 2004.03.27 at 10:47 AM

コメントが長くなったのでトラバしました。よろしく!

Posted by: it1127 | 2004.03.26 at 03:27 PM

shinさん ご無沙汰です

この話題、shinさんの掲示板のほうに伺いますね
よろしくお願いします

http://shin.txt-nifty.com/philosophical/2004/01/since_20040129.html

Posted by: ono | 2004.03.26 at 10:25 AM

答えていいですか?^^; # 今発見した^^;;。 ono さんのページは RSS reader に入ってるんですが^^;;;。

「みんな自分が死にたくないから」
「自分は死にたくないでしょ?」ではなく、みんなが、です。
大多数が死にたくないと思っているから生まれたルールです。

人を殺したら、他の人は自分たちまで殺されることを恐れて、殺人者を隔離します。あるいは洗脳しようとします。あるいは殺人者への恐怖のあまり殺人者を殺します。

まぁ、意識として思っているというより生物学的な生存本能で説明したほうがもっと安直という気もしますけれど。
どうでしょうねぇ…この説明…。# できれば反論の方がほしいです_o_

Posted by: Shin | 2004.03.26 at 01:34 AM

一児の母さん 訪問していただきありがとうございます。
古い記事はなかなか接して頂くことがないわけでして
ありがたいです。

一児の母さんの記事に触発されて、新記事「希望、存在、死」を書きました。
「希望、存在、死」の論調で行くと 一児の母さんの言葉で言うところの

>人生を引き受けること

とは、いったいどういう事か
逆に 自分の人生を引き受けないとはどういうことか を
考えることからはじまることになりますよね。

ちっちゃい頃、自分も死ぬことに気づき恐怖したことや、なぜ自分はいるんだろうと考えたことを思い出してました。

Posted by: ono | 2004.03.17 at 10:24 AM

はじめまして。ここにたどり着いたときブログ??なんじゃ?それってレベルの者です。このコメントも届くのかどうかわかってません^^);.
最近子供が先々物心付いて色々な質問をしてきたときに果たして私は応えていくことが出来るだろうか?と考えています。

で例えば「なぜ人を殺してはいけないのか?」と質問されたとき。皆どのように考えてるんだろうと。そしてここにたどり着きました。

現時点で母として子供に尋ねられたら。
「もしも、あなたがある人を殺すとします。そしてあなたはその殺してしまった人の歩むべきであった人生を引き受けることが出来る?もし責任もって生きれるのであれば人を殺してもいいと思う。でもそれは無理なこと。」という感じに答えると思います。

すべての行動に責任を持てるのであればイケない事は無いと思うのですが・・・。

でも戦争ではいいの?などの矛盾も出てくる。はたまた動物や植物は殺してもいいのか?とまでも・・・。

食物連鎖において食することで繋がっていく・生けると説明するか。。。

でも飽食の時代残るものも・・・。

次から次へと疑問が出てきますね。
息子はまだ1歳。どんな質問をされても素敵な答えを用意していたいものです。


※アドは架空です

Posted by: 一児の母 | 2004.03.16 at 01:47 PM

kabeyaさん コメントありがとうございました。
近代になるまでは、殺しても良かったですよね。
「ココであったが百年目。親のカタキ、てめぇ覚悟しやがれっ」

イラク派兵は難しい。
あの判断は本当に難しいと思ってます。

これからもよろしくお願いします。

Posted by: ono | 2004.01.11 at 04:42 PM

「なぜ人を殺してはいけないのか?」の問いの前に、
「人を殺してはいけないのか?」という問いがあってもよいのではないでしょうか?

「人を殺してはいけない」という前提があって「なぜ?」という問いがあるのですが。
例えば自分や自分の家族が殺されそうでも、殺そうとする相手を殺しちゃダメですか?
それとも、その場合なら殺していいのですか?
殺してよいのは正当防衛のときだけ?
もし殺してよい場合があるとすれば、それってケースごとに判断?

自衛隊もこの問いに関する答えを渡されないまま現地に送られちゃうんでしょうね。
この問いに答えないで済むよう、最大の任務「攻撃されないこと」を全うできますようお祈りしてます。

Posted by: kabeya | 2004.01.11 at 01:49 PM

こちらこそコメントありがとうございました。まだまだ、というか、重要な関心事ですよね。

Posted by: たりぽん | 2004.01.10 at 09:13 PM

自衛隊が,イラクへ行く・・・今ですから.

Posted by: Cos | 2004.01.10 at 07:18 PM

nowelさん、Cosさん、たりーず・ふぁいるさん
トラックバックありがとうございました。

この問、まだまだ関心の範囲なのだなと実はちょっとホッとしました。

Posted by: ono | 2004.01.10 at 01:29 AM

私もあれを見ました。
一応若者である私もずっと考えていました

何で人は人を殺めてはいけないのか
社会を社会として成り立たせるための道徳なら
その道徳っていったい何なんでしょう?

そして、なんで「なんで人を殺してはいけないんですか?」といったあの学生を非難したのでしょう?

確かな答えなんて、誰も答えられないのに…
分らないのに「社会が病んでる」なんてどうして言えるのでしょう?

今でも私は『ニュース23』は欠かさず見ています。

Posted by: nowel | 2004.01.09 at 05:35 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4491/85221

Listed below are links to weblogs that reference なぜ人を殺してはいけないのか:

» 「なぜ人を殺してはいけないのですか?」 [Das Nibelungenlied]
なぜ人を殺してはいけないのか とある番組の中で とある学生が「ボクには人を殺していけない理由がわからない」と発言したのを私は�... [Read More]

Tracked on 2004.01.09 at 06:00 PM

» なぜ殺されなければならないのか [こすもす]
「なぜ殺されなければならないのか」・・・第2次世界大戦のころはそうした疑問を持つことも(少なくとも表面上は)許されずに死にに行った. もう少し時間をさかのぼって... [Read More]

Tracked on 2004.01.09 at 11:33 PM

» ほんたうのしあわせ [たりーず・ふぁいる]
なぜ人を殺してはいけないかを読んでいろんな事を思いおこしました。  藤原新也がウェブサイトに2001.11.6にアップしたエッセイ(いまは単行本「空から恥が降る... [Read More]

Tracked on 2004.01.10 at 12:51 AM

» 殺人はいけないことか [...My cup of tea...]
ono: なぜ人を殺してはいけないのかタイトル「なぜ人を殺してはいけないのか」。 ものすごい議論を呼びましたが、もう語り尽くされましたかねぇ。 テレビで議論され... [Read More]

Tracked on 2004.03.17 at 11:53 PM

» ■人はなぜ人を殺すのか [it1127の日記 ]
ono:『なぜ人を殺してはいけないのか』を読んで、「なぜ人を殺すのか」ということ [Read More]

Tracked on 2004.03.26 at 03:26 PM

» ■人はなぜ人を殺すのか第三章 [it1127の日記 ]
 『なぜ人を殺してはいけないのか?』をテーマにした記事はこれで3回目である[戦争 [Read More]

Tracked on 2004.04.03 at 05:52 PM

» 「なぜ人を殺してはいけないのか?」 [異空間==お花畑]
「なぜ人を殺してはいけないのか?」この問いに答えられるだろうか? 少なくとも私は答えられない。模索しているが解は見つからない。「死刑」という形で国家が人を殺す [Read More]

Tracked on 2004.04.03 at 10:26 PM

« 犯人はおまえだ!~無自覚 | Main | 時間帯別新記事投稿数!! »