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2003.12.27

小耳力

★「言葉」は、「うっ」「ぐっ」と唸らされた言葉を備忘録代わりに記述していこうとするもので、カテゴリー「心と体」に当面は蓄積していきます。
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 小耳力がなくなっている


☆  ★

小耳に挟むという言葉があります。辞書を引くと「ちょっと聞く。聞くともなしに聞く。ふと耳にする。」。
小耳力は転じて、周りを察する力、あわく関わる力。
田口ランディが2年ほど前のパネルディスカッションで「小耳力」という言葉を持ち出し(勝手につくって(笑))、次のような話をしていました。

★  ★  ★

神戸震災のボランティアをやっていた時に、救援物資を配布する仕事を手伝っていた。
電話がなり、それとなく聞いていると毛布が欲しいんだな とわかるんだけれど、でも毛布を持っている人が、それを聞いてない。小耳にはさむということがない。小耳にはさめない。小耳力がなくなっている。

他者と「やんわり関わる力」「あわーく関わる力」「他者への思いやり」、これらがなくなっている。

★  ☆

田口ランディは続けて「小耳力が弱まったのは音が大きいからじゃない? だから、耳を閉じちゃったんだわ。」と解釈していました。


「音が大きい」というのは、喩え・メタファーだな とボクは思いました。
あれはいけないこれはいけない という評価も「大きい音」。大量の情報も「大きい音」。

まわりや時代のせいに加えて、ボクら自身が少し弱くなっていて、これまでだとフツーの会話なのに他者と交わることが少し苦手になった分、フツーの言葉を強烈な批判として受け止めてしまう。「大きい音」に聞こえちゃう。
「この結論、ダメなんじゃない?」とレポートを評価しているのに、全人格を傷つけられたかのように落ち込む人も想像以上に多くいるようです。


どうも、ボクらの「小耳」は更に閉じる傾向にあるよう。
意識してアンテナたててセンサー磨いて「他者とあわーく関わること」「他者を思いやること」しないとなぁ~~。カスカスの社会になっちゃうなぁ。

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