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2003.12.14

売りの力、クチコミの力、情報の力

今日の日経新聞の書評欄から:片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』ヒットの秘密

 ・この記事から、創発戦略の重要さ、現場でもう当然のように起こっていることの今日的な作り手と売り手と消費の連携の凄み、多重のミドルマンの存在可能性、パッションが世界を動かすこと など山ほど学べることがある。
 ・この動き、どうもこの時代の構造、更に普遍が隠されていると印象するんだけれど、「関係性の凄み」と書くとそれで終わってしまう。萎えちゃう。どう腑に落とせばいいか。

☆  ★

七年連続マイナス成長が確実な出版界で、片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』(小学館)のミリオンセラーは話題という書き出しで売れていった流れをこう整理している。

●本が売れるうえで書店員の力がいかに大きいかを知らしめた。
 ・千葉県成田市の未来屋書店イオン成田店。横に「電車の中で読むことはあまりおすすめしません」と手書きのPOP(店頭販促)広告。「立ち読みポイント 156~158ページ」という助言まである。
「多くの人に読んで欲しいという気持ちを自分の言葉で伝えたかった」が火を付けた店員の言葉。

●そして出版社「小学館が動く」
 ・小学館が今年になって、特定の店の売れ方が突出しているのを見つけた。共通点は「店員の手作りPOP広告」。小学館が事例を約300の書店に紹介。爆発する。

 ・小学館は「著書の知名度や広告、書評よりも、クチコミのようなナマの声が効果的と分かった」と分析してるとのこと。

 

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Comments

あいやー、昨日のコメントからたどって、遠いところまでお越しいただきありがとうございます。

声かけですかぁ、書店の方には難しいですけど、一般的に社会人として大事なことですよね。

「声かけ」で思い出しましたが、backtrackって「相手の話を聞いて、それに返してあげる」という意味で、心理学の方面で使われているみたいですね。

ほんとはtrackbackも、そういうニュアンスを含んでいるのでしょうかね?

Posted by: ひでき | 2004.03.08 02:17 PM

ひできさん

古い記事を発掘して頂いてどうもありがとうございます♪
よく利用されてるんですね

書店の人に話しかけるってなかなかする人がいないのかもしれませんが、「この書店でみなさんがんばって働いてるんですね」とかなんとか声かけでもしてあげれば、更に元気になるかもしれませんですよねぇ。

これからもよろしくおねがいします。

Posted by: ono | 2004.03.08 01:58 PM

そーなんですか!その「未来屋書店イオン成田店」家族と良く行きますけど、そんな偉大な成果を生むプロセスが生じていたとは知りませんでした。そういえば、結構手書きPOPが覆い様には感じておりましたが...

次はやっぱり「アマゾン書評発のヒット」とか、「ブログコメント発ミリオンセラー」とか期待したいですね。

Posted by: ひでき | 2004.03.07 09:17 PM

こういう力というのはたとえば2チャンネルなどに代表されるwebの情報の力と同じなのか、それともマスメディアが台頭してくる以前のいわゆる口コミの世界と共通するものなのか?

新しいのか古いのかよくわからない。

閑話休題
コメントをつけると目立つけど、TrackBackは目立たない・・・(笑)

Posted by: Cos | 2003.12.14 12:54 PM

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Tracked on 2003.12.14 12:50 PM

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